欧米株高で一時300円高。祝日控え日経平均はどうなる?= フェアトレード 西村剛

著者:西村剛
投稿:2017/11/21 22:26

反発局面に突入か

【11月21日の日経平均の動き】
21日の日経平均は前日比154円72銭高。
値がさ株が買われ一時は上げ幅が300円を超える高値圏での推移となったが、米国では23日の感謝祭を前に長期休暇に入っている投資家が多く、日本国内でも23日の祝日を前に積極的な取引が控えられ上値を追う動きは限られた。


【11月21日15時時点の為替相場】
一方で円相場は、21日15時04分時点では1ドル=112円51~52銭と、前日17時時点に比べ47銭の円安・ドル高水準で推移。
前日の米株高や金利上昇のほか、日中の日経平均株価の上昇で投資家のリスク選好姿勢が強まったことで、円を売りドルを買う動きが先行している。


【11月22日に注目の業種】
為替が円安方向に進んでいる今、円安の進行を受けて外需株を中心に上昇すると期待できる。
日本市場全般で堅調な推移となる可能性があり、このような状況では以下に挙げるような、過去の統計上、円安時に株価上昇しやすかった銘柄に注目したい。

<円安メリット業種>
※2013~2015年の円安進行時において特に上昇傾向が強かった業種

1.精密機器(前週比+0.37%)
2.電気機器(同+0.17%)
3.化学(同-0.22%)
4.輸送用機器(同-0.56%)

これらのうち輸送用機器は、前週との比較で下落しており出遅れ感があることから、これから人気化する可能性があると考えられる。

もし為替がこのまま円安に向かうのであれば日本株が上昇しやすい地合になると考えられるため、11月22日の日本株は【大幅高になる】と予測する。
西村剛
フェアトレード株式会社 代表取締役
配信元: 達人の予想