Desktop Metal社と代理店契約を締結。金属3Dプリンタ「Studioシステム」の国内販売を開始

配信元:PR TIMES
投稿:2017/11/14 13:01
アルテック株式会社 (本社:東京都中央区、代表取締役社長:張能 徳博 (ちょうのう のりひろ)、東証一部上場: 証券番号9972、以下アルテック)は、Desktop Metal社(本社:アメリカ マサチューセッツ州)と代理店契約を結び、同社が開発した金属3Dプリンタ「Studioシステム」と専用の後処理装置(デバインダーステーション、焼結炉)の国内販売を2017年11月14日より開始いたします。

■金属3Dプリンタ「Studioシステム」の特徴
「Studioシステム」はDesktop Metal社が2017年5月に発表した、MIM(Metal Injection Molding)* 技術を応用した金属3Dプリンタです。同社によると、従来の工業用金属3Dプリンタと異なり、プリンタ、デバインダーステーション、および焼結炉で造形が完結できるシステムとなっており、初期投資の負担も圧倒的に少なくなっています。このシステムでは、従来工法では造形が難しかった複雑形状なモデルも造形可能となっており、また専用ルームや特別な外部換気装置を設置する必要もないため、オフィス環境でも利用可能となっています。材料は「316L」や「Cu」など7種類が用意されており、試作から小ロット生産まで活用することが可能です。

オフィスフレンドリーな「Studioシステム」

専用のサポート材は取り外しも簡単
Desktop Metal社は「Studioシステム」に加え、従来の金属3Dプリンタから生産性を大きく向上させた「Productionシステム」も発表しています。「Productionシステム」では「シングル・パス・ジェッティング(SPJ)」技術を用い、従来のレーザー積層方式と比べて製造スピードが格段に上がることから、製造業を中心に生産用として金属3Dプリンタの普及が大きく進むものと期待されています。

* MIM(Metal Injection Molding、金属粉末射出成形法)は、金属の微粉末とバインダーを混ぜ合わせ、金型に射出することによって、金属部品を製造する技術です。

■Desktop Metal社Ric Fulop CEOのコメント
「私たちはアルテックとの提携により、日本のみなさまに私たちの金属3Dプリンタのソリューションをお届けできることに心より楽しみにしています」とDesktop Metal社のCEO兼共同設立者Ric Fulop氏は述べています。
「今回の戦略的パートナーシップによって、エンジニアや製造業のみなさまは正確な精度かつ必要とされるスピードで信頼性のある精密な金属部品を作ることが可能になります。」

■仕様




金属3Dプリンタ「Studioシステム」(左)と焼結炉(右)

材料ロッドは「316L」など7種類が使用可能

■Desktop Metal社について
米国マサチューセッツ州バーリントンに本社を置く製造業の変革を促進する金属3Dプリンタメーカーです。2015年に先端製造業、冶金学、ロボット工学のリーダによって設立され、世界中のエンジニアや製造業の人々にとって金属3Dプリンティングが必要不可欠なツールとなるように、スピード、コスト、品質面で比類なき挑戦を行っています。Desktop Metal社は、積層造形企業では過去最大となる総額2億12百万ドルの資金をシリーズDで調達しています。 2017年には世界経済フォーラムより「世界で最も有望なテクノロジー・パイオニア30社」に選出、『MITテクノロジーレビュー』の「スマート・カンパニー50」にも選ばれました。
www.desktopmetal.com


■会社概要
会社名 :アルテック株式会社
本社所在地 :東京都中央区入船2丁目1番1号 住友入船ビル2階
設 立 :1976年5月15日(昭和51年5月15日)
資本金 :5,527百万円(2015年11月30日現在)
従業員数 :単体/139名  連結/495名  連結子会社/13社 持分法適用会社/1社
東証一部上場 証券番号9972
http://www.altech.co.jp/


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