◎欧米外為市場サマリー：１１２円半ばでの値動きに

　１９日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は１ドル＝１１２円５５銭前後と前日に比べ３０銭強のドル安・円高。ユーロは、１ユーロ＝１３３円３８銭前後と同２０銭強のユーロ高・円安だった。

　ニューヨーク市場は１１２円５０銭前後で取引が始まった。朝方、一時１１２円２９銭まで下落したが、米新規失業保険申請件数や米１０月フィラデルフィア連銀景況感指数は堅調な内容だったことから、下値には買いが流入し、１１２円６９銭まで値を上げた。一部報道で、次期米連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）議長にややハト派のパウエルＦＲＢ理事が優勢と伝わると売りが膨らみ、結局１１２円５０銭台で取引を終えた。

　ユーロは対ドルで１ユーロ＝１．１８５２ドル前後と同０．００６０ドル程度のユーロ高・ドル安だった。スペイン・カタルーニャ州の独立問題が市場の関心を集めている。


出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）