21300円台の高値目処と過熱感が重なり、上値の重い展開を想定

著者:市原義明
投稿:2017/10/17 18:19

◆2015年の連騰記録と上昇幅も同程度になった

18日(水)の日経平均は、強弱感が対立するもみ合いの想定です。

17日(火)は、日経平均が11連騰を達成しました。ただし、ローソク足は上下にヒゲを伴う陰線でしたから、高値圏で強弱感が対立している状況を示したと考えられます。

また、日経平均の21300円台は、波動をもとにした値幅観測の『N計算』、『V計算』で高値目安になる水準です。

今日の寄り付き直後に21300円台後半まで上昇したあと急速に伸び悩んだのは、前述の高値目処が意識されたのではないかと思われます。

明日も上昇すると12連騰で2015年の記録に並びます。2015年の12連騰も最後は小幅高でしたし、1円高でも続伸は続伸ですから、12連騰を達成する可能性はあります。

しかしながら、今日までの11連騰の上昇幅が979円で、2015年の12連騰の上昇幅の999円とほぼ同じ水準になりましたし、波動計算の高値目処や騰落レシオの過熱感も重なっていますから、利益確定売りが優勢になって上値が重くなりそうです。

市原義明
株式会社ストックゲート 執行役員兼営業部長
配信元: 達人の予想