11連騰を達成できたとしても、上昇幅は限定的か?

著者:市原義明
投稿:2017/10/16 18:21

◆連騰よりも急角度の上昇が警戒されそう

17日(火)の日経平均は、先高期待と高値警戒感の綱引きでもみ合いの想定です。

週明け(16日)は、日経平均が10連騰を達成、2015年5月の12連騰以来の記録になりました。

今日の主要な株価指数を比較すると、超大型株で構成されているコア30指数の上昇率が目立って高かったので、主力大型株に資金が向かったと考えられます。

日経平均は明日も上昇すると11連騰ですが、連騰記録よりも上昇の角度が急になっている方が警戒されそうです。

先週末と本日ともに日経平均は200円程度上昇する場面がありました。指数先行の上昇になったため、5日線からのかい離が大きく、上昇の角度が急になっています。

このため、日経平均が続伸して11連騰を達成したとしても、小幅上昇に留まる想定です。ただし、過熱感は先高期待の強さの裏返しともいえるので、下値も限定的でもみ合いの想定です。

市原義明
株式会社ストックゲート 執行役員兼営業部長
配信元: 達人の予想