日米金融政策後の為替次第になりそうだが、押し目買い優勢の底堅い展開を想定

著者:市原義明
投稿:2017/09/20 18:04

◆今晩のFOMCだけなく、明日は日銀政策決定会合も控えている

21日(木)の日経平均は、押し目買い優勢で強保ち合いの想定です。

20日(水)は、強弱感が拮抗しましたが、日経平均はわずかにプラスを保って3日続伸になりました。

ただし、東証1部の騰落銘柄数は値下がりが上回り、規模別株価指数で大型株指数のみがプラスだったため、中小型株には利益確定売りも目立つ展開でした。

明日の日経平均は、日米の金融政策を受けたドル円次第になりそうです。

今晩の米国FOMC後に、1ドル=112円台の円安になれば、2年ぶりの高値をブレイクした勢いが続いて4日続伸の強い展開になりそうです。

反対に円高になったとしても、足元で1ドル=107円台から111円台まで戻った余裕があるので、1ドル=111円台を割れる程度なら警戒感は出にくいと思われます。

また、明日は日銀政策決定会合の結果発表を控えています。日銀の緩和継続が想定されていますが、円売りのきっかけになるかもしれませんから、米国FOMCだけでなく、日銀政策決定会合も注目されそうです。

日経平均が大幅続伸するような展開になるためにはドル円のサポートが必要だと思われますが、高値ブレイクで流れが変わった直後なので、押し目買い優勢の底堅い展開になる想定です。
市原義明
株式会社ストックゲート 執行役員兼営業部長
配信元: 達人の予想