住友化は続伸で戻り足鮮明、有機ELとリチウム電池部材で存在感

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/08/16 10:44
 住友化学<4005.T>は続伸、7月下旬以降は全体相場に歩調を合わせ調整局面にあったが、目先リバウンドから25日移動平均線とのマイナスカイ離を解消し出直り色をみせている。

 総合化学大手で有機EL分野ではタッチセンサーパネルを手掛け、急速に拡大するマーケットのニーズを捉えている。偏光板では液晶用で高シェアを有するが、「スマートフォン用有機ELパネル向けに、モバイル特性で優位性を持つ円偏光板の採用が加速する」(国内中堅証券)との見方が強く、同社業績の新たな押し上げ材料になるとの思惑が高まっている。16日付の日本経済新聞が、有機ELパネルについて、本格普及期を迎える2017年に市場規模が3兆円に拡大すると伝えており、関連部材メーカーの中核として注目度が高まった。一方、世界的な電気自動車(EV)シフトを背景に、需給逼迫のリチウムイオン電池向けセパレーターなどの部材生産でも存在感を示しており、米テスラモーターズとの協業に耳目が集まっている。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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