オルトＰの第３四半期営業損益は赤字幅縮小、継続企業の前提に関する注記を解消

　オルトプラス<3672.T>がこの日の取引終了後、第３四半期累計（１６年１０月～１７年６月）連結決算を発表しており、売上高２２億８４００万円（前年同期比１７．０％増）、営業損益２億８５００万円の赤字（前年同期５億３２００万円の赤字）、最終損益３億７１００万円の赤字（同１１億１００万円の赤字）だった。

　運営タイトルが安定的に推移したほか、ＫＡＤＯＫＡＷＡとの協業タイトルの新規リリースや、他社運営タイトルの新規獲得およびオフショア開発案件の新規獲得などが寄与し、売上高が増加。一方で、新規ゲームタイトルの開発進捗に伴う外注費の増加や新規タイトルリリースに伴う協業先およびプラットフォームへの支払い手数料が増加したが、売上高の増加や本社オフィスの集約による賃借料など管理コストの削減で赤字幅が縮小した。

　また、同社では、前期まで３期連続で営業損失を計上していたことなどから、継続企業の前提に関する注記を記載していたが、第３四半期決算短信で記載を解消すると発表した。今年２月にマッコーリー・バンクを割当先とする新株予約権を発行し、６月末までにすべての行使が完了したことから２２億円強を調達しており、財務基盤の安定化が図られたと判断したことが要因としている。

　なお、１７年９月期業績予想は引き続き非開示となっている。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）