“もう一段の下値追い”を警戒も、その動きは“限定的”…!?
◆北朝鮮情勢を蒸し返し… - 再び110円大台割れ
※ご注意:予想期間は8月10日と表示されていますが、本日(8月9日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。
あぁ、あぁぁ…。
流動性低下にて“積極的な売買”が手控えられていた中、“リスク回避姿勢”がドル円を押し下げました。
「北朝鮮、弾道ミサイルに搭載可能な小型核兵器を開発」
この一部報道が“北朝鮮情勢”を蒸し返し、ドル売り/円買いを促しました。
“110.60-50円のドル買いオーダー”を割り込むと、本日東京タイムには“再び110円の大台割れ”を示現しています。
◆“もう一段の下値追い”を警戒せずにはおれないが…?
“流動性が低下しやすい”状況を鑑みると、「仕掛け的な動きは入りやすい」と見るのが自然です。
また“レンジ下限付近でのネガティブ要因”であることを合わせると、「もう一段の下値追いも十分に想定可能」といわざるを得ないところでもあります。
“直近安値(8/4:109.843円)”を割り込むと「ストップロスを巻き込んで下落スピードが加速」といった展開も懸念されるだけに、注意が必要です。
◆ただし“ドル売り/円買い”共に、限定される可能性は高い…!?
ただ“米年内利上げ/バランスシート縮小の後ズレ観測”は着実に後退しており、ここから湧き出るドル売りは限定的。
また“北朝鮮絡みのリスク回避は短命”なことが多く、ここから先の円買いも限定される可能性大…。
そうなるとここから押し下げられたところは「絶好の押し目買いチャンス」…!?
上値追いに転じるには「新たな材料が欲しい」ところではありますが、「大きくは崩れない」「押し目買い」との見方は継続したいところです。
◆ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:110.916(8/7高値)
上値4:110.827(8/8高値)
上値3:110.742(8/4~8/8の61.8%戻し、ピボット1stレジスタンス )
上値2:110.648(8/4~8/8の50%戻し)
上値1:110.554(8/4~8/8の38.2%戻し)
前営業日終値:110.347
下値1:110.249(8/8安値)
下値2:110.131(8/4安値後の76.4%押し、ピボット1stサポート)
下値3:110.000(大台)
下値4:109.843(8/3-4安値、ピボット2ndサポート)
下値5:109.544(ピボットローブレイクアウト)
※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。
11:19 ドル円 抵抗・支持ライン追加
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