２６日の株式相場見通し＝ＦＯＭＣ待ちで見送り姿勢、好決算銘柄への買いは旺盛

　２６日の東京株式市場は、現地時間２５日から２６日かけて開催されている米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）の結果発表を控えて、引き続き見送り姿勢となりそうだ。ただ、一方で発表が本格化してきた４～６月期決算の内容が好調な銘柄については、素直に買い進む傾向は強まりそうだ。また、２６日早朝の東京外国為替市場では、１ドル＝１１１円８０銭台と前日に比べて円安・ドル高が進行しており、輸出関連銘柄が買いを集める可能性もある。

　２５日の米株式市場では、ＮＹダウ平均株価が前日比１００．２６ドル高の２万１６１３．４３ドルと４日ぶりに大幅反発した。４～６月期決算の内容が市場予想を上回った建設機械のキャタピラーや、ファストフード大手のマクドナルドなどが買い進まれ指数を押し上げた。また、米原油先物価格の上昇に伴い資源関連銘柄が上昇したことも寄与した。ナスダック総合株価指数は、前日比１．３６６ポイント高の６４１２．１７４と続伸し、連日で過去最高値を更新した。

　日程面では、６月の企業向けサービス価格指数、２４日時点の給油所の石油製品価格に注目。海外では、英４～６月期のＧＤＰ速報値、米６月の一戸建て住宅販売が焦点になる。（冨田康夫）

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）