15日の株式相場見通し=円高・ドル安進行を嫌気して売り先行の展開に

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/06/15 08:42
 15日の東京株式市場は、現地14日に米連邦準備制度理事会(FRB)が米連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利上げを決めたのを受けて、外国為替市場で円高・ドル安が進行していることから、輸出関連の主力銘柄を中心に売り先行のスタートとなりそうだ。15日早朝の東京外国為替市場では、1ドル=109円30銭台と前日に比べて円高・ドル安が進行している。

 14日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比46.09ドル高の2万1374.56ドルと続伸し、連日で過去最高値を更新した。米連邦準備制度理事会(FRB)は14日まで開催した米連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利上げを決めた。あわせて公表した今後の利上げ見通しは、3月時点と変わらず年内に1回、18年は3回の利上げを見込んでいる。これを受けて長期金利の低下が一服し、利ザヤ縮小への警戒感から下げていた金融株が買い戻された。ただ、主力ハイテク銘柄への売りが出て上昇幅は限定的となった。円相場はやや円高・ドル安方向への推移となった。ナスダック総合株価指数は、前日比25.477ポイント安の6194.892と反落した。

 日程面では、主にクラウドERPの開発および販売を行うパッケージ事業と、顧客が構築するシステムの受託開発やIT人材の派遣を行うシステムインテグレーション事業を手掛けるビーブレイクシステムズ<3986.T>が東証マザーズに新規上場する。

 このほかに、日銀金融政策決定会合(16日まで)、5月の首都圏新規マンション発売に注目。海外では、ユーロ圏財務相会合、米5月の鉱工業生産・設備稼働率、米6月のNY連銀製造業景気指数が焦点となる。(冨田康夫)

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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