◆日経平均のPERが下支えしやすい状況は続きそう
7日(水)の日経平均は、イベントを控えて様子見姿勢が強くなる想定です。
6日の日経平均は、1ドル=110円割れの円高に連動して大幅続落になり、大引け間際に2万円を割り込む展開になりました。
今日は円高に連動した景気敏感株の下落だけではなく、中小型株などにも利益確定売りが優勢になったので、全体の物色意欲も一服した印象でした。
円高が進んだ背景は、8日のコミー前FBI長官の議会証言やイギリスの総選挙などがリスクイベントとして警戒されているようです。
また、今週末が6月メジャーSQのため、日経先物の需給が思惑につながっているようですから、イベントを通過するまでは積極的に動きにくそうです。
明日はイベントを控えて様子見が強くなりそうですが、今日の下落で右肩上がりの5日線まで調整したので、いったん下げ渋る想定です。
ただし、円高や海外株安が進んでしまうと5日線割れから25日線を試す流れに向かう可能性があるので、神経質な展開になりそうです。
一方、ドル円が1ドル=110円の心理的な節目を割り込んでしまったため、4月中旬につけた1ドル=108円台前半の水準が意識される可能性が出てきました。
日銀短観で発表された2017年度のドル円想定レートは108.43円なので、ここから円高が進んでしまうと、輸出企業の業績に対してネガティブになりかねません。
しかしながら、1ドル=108円程度で円高が止まればダブルボトム形状で反転する可能性もありますから、瞬間的に円高が進んでしまった方がアク抜け感につながるかもしれません。
もっとも、円高は警戒材料ではありますが、日経平均のEPSは円高の中で1400円台に切り上げてきたわけですから、PER14倍割れが下支えになりやすい状況に変化はないと思われます。
2万円台から上値を想定して投資するよりも、いったん下がってPERが割安になった水準からの反発を想定して投資する方が、今の環境では取り組みやすいのではないかと思われます。
6日の日経平均は、1ドル=110円割れの円高に連動して大幅続落になり、大引け間際に2万円を割り込む展開になりました。
今日は円高に連動した景気敏感株の下落だけではなく、中小型株などにも利益確定売りが優勢になったので、全体の物色意欲も一服した印象でした。
円高が進んだ背景は、8日のコミー前FBI長官の議会証言やイギリスの総選挙などがリスクイベントとして警戒されているようです。
また、今週末が6月メジャーSQのため、日経先物の需給が思惑につながっているようですから、イベントを通過するまでは積極的に動きにくそうです。
明日はイベントを控えて様子見が強くなりそうですが、今日の下落で右肩上がりの5日線まで調整したので、いったん下げ渋る想定です。
ただし、円高や海外株安が進んでしまうと5日線割れから25日線を試す流れに向かう可能性があるので、神経質な展開になりそうです。
一方、ドル円が1ドル=110円の心理的な節目を割り込んでしまったため、4月中旬につけた1ドル=108円台前半の水準が意識される可能性が出てきました。
日銀短観で発表された2017年度のドル円想定レートは108.43円なので、ここから円高が進んでしまうと、輸出企業の業績に対してネガティブになりかねません。
しかしながら、1ドル=108円程度で円高が止まればダブルボトム形状で反転する可能性もありますから、瞬間的に円高が進んでしまった方がアク抜け感につながるかもしれません。
もっとも、円高は警戒材料ではありますが、日経平均のEPSは円高の中で1400円台に切り上げてきたわけですから、PER14倍割れが下支えになりやすい状況に変化はないと思われます。
2万円台から上値を想定して投資するよりも、いったん下がってPERが割安になった水準からの反発を想定して投資する方が、今の環境では取り組みやすいのではないかと思われます。