<USD JPY>
先週後半から株式・為替市場は小動き、次の材料を模索しています。そんな中、本日早朝に発表されたFOMC議事録。株式・為替市場でその内容の受け止め方が異なるものとなりました。株式市場では今後の強い米経済成長に対して期待をにじませ、買い優勢へ、一方で、債券市場では追加利上げに対しやや慎重と受け止め、利回り低下→ドル売りの流れとなりました。FOMC議事録のサマリーは以下の通りです。
・引き締めは近く適切になる公算大
・景気減速が一過性であるという証拠を待つのが賢明
・大半はインフレデータは一時的な現象と判断
・バランスシート縮小規模を3ヶ月毎に引き上げも
・大半は年内の資産縮小開始を支持
・大半は世界経済のリスクは更に後退と判断
・個人消費は今後数ヶ月で回復と予想
この内容を見る限り、FOMCメンバーの多くが追加利上げに前向きであるように感じられますが、4月末に発表されたGDP速報値以降、米経済指標の結果は決して手放しで喜べる内容ではないものが相次いでおり、6月以降の追加利上げについては「?」ではないでしょうか。
前回の当欄でもお伝えをしましたが、政策金利の引き上げは住宅ローン金利・自動車ローン金利に直結します。平均時給の伸びもそれほど大きなものにはなっていません。
となれば、追加利上げを行うことで個人消費には逆風が吹くこととなります。
私としては、議事録公表後の債券市場の動きに同意します。今のところそれほど過熱感は見られませんが、ここから短期間で米株式市場の上昇が進むようであれば、要警戒のシグナルに繋がるように思われます。
・引き締めは近く適切になる公算大
・景気減速が一過性であるという証拠を待つのが賢明
・大半はインフレデータは一時的な現象と判断
・バランスシート縮小規模を3ヶ月毎に引き上げも
・大半は年内の資産縮小開始を支持
・大半は世界経済のリスクは更に後退と判断
・個人消費は今後数ヶ月で回復と予想
この内容を見る限り、FOMCメンバーの多くが追加利上げに前向きであるように感じられますが、4月末に発表されたGDP速報値以降、米経済指標の結果は決して手放しで喜べる内容ではないものが相次いでおり、6月以降の追加利上げについては「?」ではないでしょうか。
前回の当欄でもお伝えをしましたが、政策金利の引き上げは住宅ローン金利・自動車ローン金利に直結します。平均時給の伸びもそれほど大きなものにはなっていません。
となれば、追加利上げを行うことで個人消費には逆風が吹くこととなります。
私としては、議事録公表後の債券市場の動きに同意します。今のところそれほど過熱感は見られませんが、ここから短期間で米株式市場の上昇が進むようであれば、要警戒のシグナルに繋がるように思われます。