<動意株・25日>(大引け)=日本アジアグループ、ULSグループ、テクノアルファなど

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/05/25 15:07
 日本アジアグループ<3751.T>=後場ストップ高で年初来高値を更新。同社はきょう、子会社の国際航業と東北大学、大阪大学、NEC<6701.T>、エイツー(東京都品川区)は共同で、津波浸水・被害推計システムを開発したと発表。内閣府が運用する「総合防災情報システム」の一機能として採用されるとしており、これが材料視されているようだ。このシステムは、地震発生直後に津波シミュレーションを行い、被害推計を行うもの。南海トラフ域で発生する地震を想定し、地震発生直後に総距離6000キロにおよぶ太平洋沿岸地域における津波被害の推計を、地震発生から約30分以内で行う。なお、30分以内の短時間で津波浸水被害推計を行うシステムは世界初だとしている。

 ULSグループ<3798.T>=後場に入って急伸。ビットコインが急騰していることを背景に、足もとで仮想通貨関連株が人気化。この流れが波及するかたちで、出遅れ感の目立つ同社に関心が高まっているようだ。同社は昨年9月に、仮想通貨取引プラットフォームを提供しているQUOINE(東京都千代田区)と資本・業務提携。子会社のウルシステムズがこれまで培ってきた金融分野における業務知識と高速処理技術に、QUOINEのブロックチェーン技術を合わせることで、新たな金融サービスにつなげたいとしている。

 テクノアルファ<3089.T>=後場に入り大幅高。同社はこの日正午ごろ、エレクトロニクス事業で約1億2000万円の大型案件を受注したと発表しており、これを好材料視した買いが入っているようだ。なお、同案件は17年11月期第3四半期または第4四半期に売り上げ計上される見込みとしている。

 リズム時計工業<7769.T>=急騰し年初来高値更新。同社は24日の取引終了後に自社株買いを発表しており、これを好材料視した買いが入っている。上限を700万株(発行済み株数の7.54%)、または15億円としており、取得期間は5月25日から来年3月23日まで。会社側によると、資本効率の向上や機動的な資本政策の遂行、および株主還元の充実を図るのが目的としている。

 エムアップ<3661.T>=ストップ高。同社株は4月26日から5月18日にかけて14連騰という記録的な上昇をみせた。信用取引規制がかかったこともあり、その後株価を一服させたものの下値では買いが厚く、前日を境に上昇再開となった。13年5月の1910円(分割修正値)の上場来高値を更新した。24日に、人気アイドルグループ、乃木坂46とのコラボレーション公式アプリ「乃木坂46~always with you~」の事前登録者数が10万人を突破したことを発表、これが新たな手掛かり材料となっている。

 アイロムグループ<2372.T>=大幅高で年初来高値更新。同社は24日の取引終了後、100%子会社IDファーマが、世界の製薬企業における売上高上位10社の一角を占めるグローバルメガファーマとiPS細胞作製技術に関するライセンス契約を締結したと発表した。今回の契約によりIDファーマは契約先に対して、所有するセンダイウイルスベクターを用いてiPS細胞を作製し、そのiPS細胞由来の分化細胞をヒトや動物を対象とした治療薬や予防薬の開発を目的とした創薬スクリーニングに用いることについて、全世界を対象とする非独占的な権利を許諾したという。また、これに伴いIDファーマは契約先から一定額の年間使用料を受け取るとしている。

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出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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