【買い】マイネット(3928)底打ち確認。トレンド転換示すには目先75MAを超えたいところ。

投稿:2017/05/15 01:27

■中旬に1Q決算予定

スマホゲームを開発・運営が主ですが、近年はゲーム事業者から買収や協業で取得したゲームを再生・運営するリビルド事業が強み。スマートフォンゲーム向けに相互送客ネットワーク[CroPro(クロプロ)]を提供、運営。モブキャストと共同運営するプラットフォーム[mobcast]等、充実。

昨年秋に、2138クルーズのゲーム事業(16タイトル)を買収したのは記憶に新しいと思います。
この買収劇を受けて、今年初めにいちよし証券が17年、18年の営業利益見通しをそれぞれ8.5億円→15億円、12億円→19億円に引き上げました。AI(人工知能)を使ったスマートフォンゲームの自動運用の試運転にも期待。

2月1日を境に5000円を超えたところから、纏まった空売りが入り大きく値を下げました。
1つ2つの機関が集中して空売った結果であり、失望された売りでない事はポジティブですが、高値から一時は半額に。
その後の決算発表後からも、売られる内容ではなかったものの、その前の流れから売り圧力が強い展開が続いています。

7日引け後に、セガサミーホールディングス(6460)傘下のセガゲームスが提供しているスマートフォンゲーム[ボーダーブレイクmobile―疾風のガンフロント―]について、共同事業に関する契約を締結したと発表。
今後、同ゲームの収益は全てマイネット子会社のMNEに帰属することになり、現時点では業績に与える影響は軽微のようですが、収益全てが入る事は好材料でしょう。

2日には、業務提携しているゲーム開発のINDETAILと資本提携し関係強化を図ることなども発表。このINDETAILは来年に上場を狙う会社でもあり、期待もあります。

26日には、子会社のネクストマーケティングが、スマートフォンゲーム業界のマーケティングイベント[Next Marketing Summit]を開催し、800名もの業界関係者やメディア関係者も集まり、新しいマーケティングソリューション2サービスを発表した事も好感れました。

今月10日には、シリコンスタジオ(3907)が提供しているスマートフォンゲーム「刻のイシュタリア」および「逆襲のファンタジカ」の2タイトルを2億円で買取。そして海外展開を視野に入れた新子会社設立。
しかし、この海外展開を視野に入れた戦略への反応は限定的で、足元のトレンドというよりは、売り圧力が強い展開。
中旬に予定されている決算発表を反発の足掛かりにしたいところです。
本田隆一郎
株式投資暁投資顧問 取締役
配信元: 達人の予想

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