【買い】ソレイジアファーマ（4597）材料豊富なバイオ株。648円ラインに節目。

■続伸期待

2006年11月、米国大手ベンチャー投資家MPMキャピタルと伊藤忠が共同で設立したジャパンブリッジが実質前身。
MPMの投資先が開発した創薬候補物質を国内やアジアで開発・販売、導出する。臨床開発以降に特化。
がん治療薬と副作用抑制薬が中心。

経皮吸収型制吐剤[SP-01]は中国で17年承認見込みで、北京、上海、広州は自販、ほかはリーズ社に販売権導出。
再発・難治性末梢性T細胞リンパ腫治療薬[SP-02]は米国前期第2相試験完了、アジア第Ⅱ相試験実施中であり、
がん化学療法及び放射線療法による口内炎の緩和が可能となる[SP-03] も承認待ち。材料豊富。

これまで創薬の開発中止や失敗実績が無いというのも、安心材料のひとつ。

3月29に安値を付けましたが、そこからは持ち直し4月3日に上場来高値を更新。
以来、押しが入りつつ上昇は継続。
11日には、中国事業を加速すると報じられ、北京、上海に加え、17年内を目処に医薬情報担当者拠点を広州に開設し、3拠点体制を整備する模様。中国の現地人員を40人体制に拡充し、日本国内と合わせて年内に60人体制へ増員するようで、中国事業展開を拡げる動きも好感されているようです。

5月15日には1Ｑ決算が予定されていますが、今期は赤字拡大予想ですから、
数字は期待されていないでしょうし、1Ｑですからそれほどインパクトにはなり難そうです。

株価位置は5月9日高値648円を再度上回ってくれば、もう1つ上がありそうで、
11日終値598円から射程範囲には入っています。
12日は続伸の動きに期待。