【5月1日予想】今日は電気・ガス業が狙い目?連休を前に持ち高調整の売りが先行、海外景気指標発表を控え様子見ムード。= フェアトレード 田村祐一

著者:田村祐一
投稿:2017/04/28 19:10

大型連休中日で利益確定売りでやすいか

*前日の値動き*
4月28日の日経平均は前日比55円13銭安となり、1日を終えました。
好決算や収益見通しが良好な銘柄に買いが入った一方で連休を前に国内投資家による持ち高調整の売りが出て、米国の経済指標発表を控え海外投資家からも手仕舞い売りが出ました。


*為替相場の動き

一方、28日大引け後の為替は15時12分時点では1ドル=111円21~22銭と、前日17時時点に比べ5銭の円高・ドル安水準で推移しています。
フランス、英国、米国の1~3月期GDP速報値など重要な景気指標の発表を前に持ち高調整の円買い・ドル売りがやや優勢となって円が小反発、様子見ムードが強く小動きに留まっています。
この流れが続けば、1日以降の日本株はどっちつかずの値動きとなる可能性があるでしょう。


*為替を受けての相場の展望

為替の動向がはっきりしない今、影響を受け易い銘柄への投資はリスクが高いと考えられるでしょう。
そう考えると、相対的に内需株の注目が高まってくる可能性が期待できるでしょう。

【為替感応度の低い業種】
○銀行(前週比+3.44%)
○保険(同+3.40%)
○電気(同+1.15%)
○ガス(同+1.15%)

※上記は、2003~2005年の円高進行時や、2013~2015年の円安進行時に、
 あまり値動きが左右されなかった業種です。

上記が、為替によって株価が影響を受けづらかった業種の一例です。
中でも、電気・ガス業はここ1週間であまり上昇していませんので、
これから人気化する兆しがあっても、おかしくないと考えます。



*結論*
これらの内容を踏まえ、5月1日のスタンスは【同水準となる】と予測します。
中でも、直近あまり上昇していない電気・ガス業は統計的に見ても為替の影響を受けづらかったことが分かっています。
ぜひ、注目してみてください。
田村祐一
フェアトレード(株)所属
配信元: 達人の予想