“Xデー”は4/15? それとも4/26以降?
先週末の米軍によるシリア爆撃を皮切りに、ここもとの国際情勢は朝鮮半島周辺を中心に硝煙のキナ臭い匂いが漂う状況となってきました。
先の米中首脳会談に先立ち、トランプ米大統領は「もし中国が(北朝鮮対応に)協力しなければ、アメリカ単独で行動してもよい」との強気発言をしていましたが、まさに習近平国家主席とのフロリダでの晩餐会最中のシリア攻撃決定は、北朝鮮にとってブラフ(=ハッタリ、こけおどし)ではなく、本気の“最後通告”となり得たと捉えるのが一般的でしょう。
そんな中12日、トランプ大統領は米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(以下、WSJ)とのインタビューにおいて、「先に開催された米中首脳会談において、(習近平国家主席に対し)北朝鮮の脅威に対処する上で協力を得られるのであれば、その見返りに有利な貿易条件を提案した」との報道も。
具体的には、中国がより積極的に北朝鮮問題に対応するならば、喫緊の課題である対中貿易赤字問題の解決に向けた諸施策実施の優先度を意図的に下げ、また、米財務省半期為替報告書において「為替操作国」認定を見送るとの“ディール(取引)外交”を展開しました。
この“ディール(取引)外交”の背景を探ってみると、先のオバマケア代替法案の撤回や入国禁止令(大統領令)の差し止め判決といった“ディール失敗”に対する有権者からの失望や批判の矛先を、外の敵(=アサド政権や北朝鮮)にそらすことこそが真の狙いと捉えてもいいのかもしれません。
WSJとのインタビューにおいてトランプ大統領は「あのような国(北朝鮮)が原子力や核兵器を所有することを認めてはいけない」と断言したことで、米軍による北朝鮮ミサイル施設への力ずくでの開発・発射の阻止、つまり空爆を含む「攻撃Xデー”」についてにわかに現実味を帯びる展開となりました。
こういった状況下、15日(土)には北朝鮮において故金日成国家主席生誕105周年軍事パレードが予定されており、そのパレードに先立ってミサイル発射や核実験の可能性も取り沙汰されており、近年まれに見る緊張状態が極東地域で沸き起こりつつあることは、周知の通り。
一部では、新月となる今月26日以降がそのXデーになるとの情報もありますが、原子力空母「カール・ビンソン」を旗艦とする第1空母打撃群が急遽オーストラリアへ向かう進路を朝鮮半島に変更し、15日(土)にも朝鮮半島近海へと到着する見込みとの情報も。
本日14日(金)は欧米市場ではグッドフライデー(聖金曜日)、そして16日(日)がイースター(復活祭)、翌月曜日がイースターマンデーとなっており、米議会も2週間の休会となるタイミングの間隙を縫って北朝鮮がミサイル発射や核実験を行う可能性もゼロではないと見るべきでしょう。
アストロロジー(金融占星学)上の金星・水星の同時逆行現象が終了するタイミングが15日(土)ということもあり、一部でささやかれる【4月15日危機説】について、頭の片隅に入れておいた方がいいのかもしれません。
先の米中首脳会談に先立ち、トランプ米大統領は「もし中国が(北朝鮮対応に)協力しなければ、アメリカ単独で行動してもよい」との強気発言をしていましたが、まさに習近平国家主席とのフロリダでの晩餐会最中のシリア攻撃決定は、北朝鮮にとってブラフ(=ハッタリ、こけおどし)ではなく、本気の“最後通告”となり得たと捉えるのが一般的でしょう。
そんな中12日、トランプ大統領は米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(以下、WSJ)とのインタビューにおいて、「先に開催された米中首脳会談において、(習近平国家主席に対し)北朝鮮の脅威に対処する上で協力を得られるのであれば、その見返りに有利な貿易条件を提案した」との報道も。
具体的には、中国がより積極的に北朝鮮問題に対応するならば、喫緊の課題である対中貿易赤字問題の解決に向けた諸施策実施の優先度を意図的に下げ、また、米財務省半期為替報告書において「為替操作国」認定を見送るとの“ディール(取引)外交”を展開しました。
この“ディール(取引)外交”の背景を探ってみると、先のオバマケア代替法案の撤回や入国禁止令(大統領令)の差し止め判決といった“ディール失敗”に対する有権者からの失望や批判の矛先を、外の敵(=アサド政権や北朝鮮)にそらすことこそが真の狙いと捉えてもいいのかもしれません。
WSJとのインタビューにおいてトランプ大統領は「あのような国(北朝鮮)が原子力や核兵器を所有することを認めてはいけない」と断言したことで、米軍による北朝鮮ミサイル施設への力ずくでの開発・発射の阻止、つまり空爆を含む「攻撃Xデー”」についてにわかに現実味を帯びる展開となりました。
こういった状況下、15日(土)には北朝鮮において故金日成国家主席生誕105周年軍事パレードが予定されており、そのパレードに先立ってミサイル発射や核実験の可能性も取り沙汰されており、近年まれに見る緊張状態が極東地域で沸き起こりつつあることは、周知の通り。
一部では、新月となる今月26日以降がそのXデーになるとの情報もありますが、原子力空母「カール・ビンソン」を旗艦とする第1空母打撃群が急遽オーストラリアへ向かう進路を朝鮮半島に変更し、15日(土)にも朝鮮半島近海へと到着する見込みとの情報も。
本日14日(金)は欧米市場ではグッドフライデー(聖金曜日)、そして16日(日)がイースター(復活祭)、翌月曜日がイースターマンデーとなっており、米議会も2週間の休会となるタイミングの間隙を縫って北朝鮮がミサイル発射や核実験を行う可能性もゼロではないと見るべきでしょう。
アストロロジー(金融占星学)上の金星・水星の同時逆行現象が終了するタイミングが15日(土)ということもあり、一部でささやかれる【4月15日危機説】について、頭の片隅に入れておいた方がいいのかもしれません。