◆売買代金や下げ幅に物足りなさはあるが、底値圏を示すデータが並んでいる
7日(金)の日経平均は、底値圏を示すデータが並んだので自律反発の想定です。
6日(木)の日経平均は、大幅反落で年初来安値を更新しました。下げ幅は300円を超える場面があり、心理的な節目の18500円に接近して終わりました。
ただし、大幅反落といっても-264円で終わっており、最近の大幅安と同程度の下落幅でしたから、暴落というほどの下げ幅ではありません。
しかしながら、騰落銘柄数に関連したデータは昨年の暴落時に匹敵するデータが並んでいます。
主なデータは以下のとおりです。
●東証1部の値下がり銘柄数が1919で今年最大になった
●騰落レシオが前日の88.41%から78.41%に急低下した
●年初来安値銘柄数が前日の307から644に倍増した
値下がり銘柄数や年初来安値更新銘柄の急増は、昨年1月、2月の暴落、ブレクジットの暴落に匹敵する数字です。
足りないのは、日経平均の下げ幅と売買代金の増加です。昨年の暴落時は全面安と年初来安値急増に加えて、東証1部の売買代金が3兆円以上に急増する現象がそろって底打ち反転しています。
つまり、日経平均が大きな下げ幅になり、売買代金が3兆円を超えるような状況になっていたら、昨年に見られた暴落時のセリング・クライマックスになりそうな展開だったと考えられます。
下げ幅が小さいので鋭角的なV字反転は望めないと思われますが、騰落銘柄の数字からは投げ売りが一巡した印象のため、いったんは自律反発が想定できそうです。
また、昨年は3月の権利落ち日の3月29日から4月6日まで7日続落して下げ止まりました。今年は続落こそしていませんが、同じように3月権利落ち日から下げが始まっています。
今日は昨年の7日続落が止まった日(権利落ち日から7営業日目)です。アノマリーではありますが、そろそろ売りが一巡してもおかしくないタイミングだと思います。
ただし、25日線と75日線がデッドクロス目前でトレンドが下向きに転換しているため、自律反発程度の上昇では戻り売りスタンスは続きそうです。
投資家の不安心理を一掃するような動きにならないと、本格的な底入れにはなりにくいのではないかと思われます。
6日(木)の日経平均は、大幅反落で年初来安値を更新しました。下げ幅は300円を超える場面があり、心理的な節目の18500円に接近して終わりました。
ただし、大幅反落といっても-264円で終わっており、最近の大幅安と同程度の下落幅でしたから、暴落というほどの下げ幅ではありません。
しかしながら、騰落銘柄数に関連したデータは昨年の暴落時に匹敵するデータが並んでいます。
主なデータは以下のとおりです。
●東証1部の値下がり銘柄数が1919で今年最大になった
●騰落レシオが前日の88.41%から78.41%に急低下した
●年初来安値銘柄数が前日の307から644に倍増した
値下がり銘柄数や年初来安値更新銘柄の急増は、昨年1月、2月の暴落、ブレクジットの暴落に匹敵する数字です。
足りないのは、日経平均の下げ幅と売買代金の増加です。昨年の暴落時は全面安と年初来安値急増に加えて、東証1部の売買代金が3兆円以上に急増する現象がそろって底打ち反転しています。
つまり、日経平均が大きな下げ幅になり、売買代金が3兆円を超えるような状況になっていたら、昨年に見られた暴落時のセリング・クライマックスになりそうな展開だったと考えられます。
下げ幅が小さいので鋭角的なV字反転は望めないと思われますが、騰落銘柄の数字からは投げ売りが一巡した印象のため、いったんは自律反発が想定できそうです。
また、昨年は3月の権利落ち日の3月29日から4月6日まで7日続落して下げ止まりました。今年は続落こそしていませんが、同じように3月権利落ち日から下げが始まっています。
今日は昨年の7日続落が止まった日(権利落ち日から7営業日目)です。アノマリーではありますが、そろそろ売りが一巡してもおかしくないタイミングだと思います。
ただし、25日線と75日線がデッドクロス目前でトレンドが下向きに転換しているため、自律反発程度の上昇では戻り売りスタンスは続きそうです。
投資家の不安心理を一掃するような動きにならないと、本格的な底入れにはなりにくいのではないかと思われます。