トレンドが変化するか、戻り売りに押されるか【2017/04/03/-04/07】

著者:横山利香
投稿:2017/04/01 12:48

短期売買と割り切りを

日経平均株価は3月31日1万9,000円を割り込み、1万8,909.26円で取引を終えました。
前回「短期的なトレンドが変化したことで上値抵抗線が機能する可能性や、天井形成のチャートパターンとなれば戻り売りが出る可能性もある」と解説しました。
株価は戻り売りに押される動きとなり、想定レンジの範囲内の動きの一週間となりました。

米国の株式市場は高値圏からの調整の動きが続いています。
ドル円相場は1米ドル111円台と小動きです。

気になるのは、日経平均株価の今後の動きです。

株価チャートを見る限りでは、短期的なトレンドが変化して以降は戻り売りに押される展開が続いたことで、天井形成のチャートパターンになる可能性も出てきています。
短期的なレンジの上値は1万9,450円、下値は1万8,600円、それぞれプラスマイス200円とします。
ここまで株価を支えていた下値支持線を確実に割り込んでしまえば、しばらくは戻り売りに押される可能性もあります。トレンドがはっきりと出るまでは短期売買と割り切った取引を心掛けましょう。
横山利香
認定テクニカルアナリスト(CFTe)
配信元: 達人の予想