自動車サブプライムローン貸倒率が金融危機以降の最高に
いよいよ日本時間明日3時にFOMC声明文が発表されます。
市場の注目は言わずもがな、今後の利上げペース。市場の一部には今回の利上げ分を含め年4回の利上げを織り込み始めているとの声も聞かれます。
個人的には、イエレンFRB議長の性格を考えると、「今後の経済指標次第」という定型文で具体的な言及は避けてくるのでは(タカ派的であった議会証言からトーンダウン)?と考えています。と言うのも、2010年以降の自動車サブプライムローン貸倒率が1月に9.1%(前月8.5%)と金融危機以降の最高に達していることを考えると、早々、連続利上げということは難しいのではないかと考えた次第です。
イエレン議長は就任以来、「イエレン・ショック」と言った類の市場の洗礼を受けずにここまでやってきました。それは一重に慎重な性格によるところが大きいと思います。
ご存知の通り、政策金利の引き上げは長期金利の上昇に直結、長期金利が上昇すれば、真っ先に反影響が及ぶのは自動車ローン、あるいは住宅ローンといった類です。当然、個人消費も落ち込み、GDPの低下(米GDPの7割は個人消費)に繋がることになります。
仮に上記のシナリオ通り、今後の利上げペースに関する具体的な言及がなければ、これまでのドル買いの巻き戻しが起こり、ドル/円は再度111~115円のレンジ相場に落ち着くのではないか(昨年12月も利上げ前まで長期金利は上昇、利上げ発表後から利回り低下となっていました)、株式市場については、一時的に下落するものの、年4回の利上げ観測が後退することで、徐々に切り返す動きになるのではないかと読んでいます。
イベント直後の値動きの荒い相場にエントリーするよりも、一旦、落ち着いたのを確認して、その時の方向について行ってはいかがでしょうか。
市場の注目は言わずもがな、今後の利上げペース。市場の一部には今回の利上げ分を含め年4回の利上げを織り込み始めているとの声も聞かれます。
個人的には、イエレンFRB議長の性格を考えると、「今後の経済指標次第」という定型文で具体的な言及は避けてくるのでは(タカ派的であった議会証言からトーンダウン)?と考えています。と言うのも、2010年以降の自動車サブプライムローン貸倒率が1月に9.1%(前月8.5%)と金融危機以降の最高に達していることを考えると、早々、連続利上げということは難しいのではないかと考えた次第です。
イエレン議長は就任以来、「イエレン・ショック」と言った類の市場の洗礼を受けずにここまでやってきました。それは一重に慎重な性格によるところが大きいと思います。
ご存知の通り、政策金利の引き上げは長期金利の上昇に直結、長期金利が上昇すれば、真っ先に反影響が及ぶのは自動車ローン、あるいは住宅ローンといった類です。当然、個人消費も落ち込み、GDPの低下(米GDPの7割は個人消費)に繋がることになります。
仮に上記のシナリオ通り、今後の利上げペースに関する具体的な言及がなければ、これまでのドル買いの巻き戻しが起こり、ドル/円は再度111~115円のレンジ相場に落ち着くのではないか(昨年12月も利上げ前まで長期金利は上昇、利上げ発表後から利回り低下となっていました)、株式市場については、一時的に下落するものの、年4回の利上げ観測が後退することで、徐々に切り返す動きになるのではないかと読んでいます。
イベント直後の値動きの荒い相場にエントリーするよりも、一旦、落ち着いたのを確認して、その時の方向について行ってはいかがでしょうか。