「ビフィズス菌BB536」の長期摂取による幼児の風邪症状の発症および罹患日数に対する改善効果~日本農芸化学会2017年度大会発表内容の報告~
配信元:PR TIMES
投稿:2017/03/15 11:33
森永乳業では、マレーシアのマレーシアサインズ大学(Universiti Sains Malaysia)と共同研究を行い、ビフィズス菌BB536の長期摂取による幼児の風邪症状の発症ならびに罹患日数に対する改善効果を確認しました。これらの研究成果を、日本農芸化学会2017年度大会(2017年3月17日~20日、京都)にて発表いたします。
森永乳業では、マレーシアのマレーシアサインズ大学(Universiti Sains Malaysia)と共同研究を行い、ビフィズス菌BB536の長期摂取による幼児の風邪症状の発症ならびに罹患日数に対する改善効果を確認しました。これらの研究成果を、日本農芸化学会2017年度大会(2017年3月17日~20日、京都)にて発表いたします。
※リリースの詳細はこちら https://prtimes.jp/a/?f=d21580-20170314-9229.pdf
<研究の内容>
・ 対象者 : マレーシア国内の託児所または幼稚園に通う、2歳から6歳までの健康な幼児 520名
・ 研究デザイン : ランダム化プラセボ対照二重盲検並行群間比較試験
・ 内容 : 試験は2015年4月から2016年6月にかけて、マレーシアのペナン州およびクランタン州を中心に実施
しました。被験者をランダムに、ビフィズス菌BB536粉末(1g/包、ビフィズス菌BB536を50億個含有)を
1日1包摂取する群(摂取群)、または、ビフィズス菌BB536を含まないプラセボ粉末を摂取する群(プラ
セボ群)に分け、週5日、10ヵ月間摂取していただきました。摂取期間中、被験者背景(年齢、性別、BMIや
健康状態など)や、風邪症状(発熱、のどの痛み、せき、鼻水など)など自覚症状の罹患日数や下痢の罹患回
数を調査しました。試験終了後、各調査項目を群ごとに集計し、統計的に群間比較することで、ビフィズス菌
BB536摂取による効果を評価しました。尚、本発表では試験期間が10ヵ月と比較的長かったことから、定期
的にデータを収集できなかった被験者も散見されたため、すべての測定項目で調査を完遂した被験者(摂取
群:109名、プラセボ群:110名)について解析を行いました。
<結果の概要>
1.被験者背景
年齢、性別およびBMIは、群間に違いはありませんでした。
2.風邪症状への効果
・10ヵ月の摂取期間中、風邪症状を訴えた人数を比較した場合、統計的な群間差はありませんでしたが、風邪症
状のうち、のどの痛みの罹患日数の合計は、摂取群で293日、プラセボ群で549日であり、摂取群で有意に低
値を示しました(図1)。
・また、発熱(摂取群:147日、プラセボ群:206日)や咳(摂取群:690日、プラセボ群:832日)、鼻水
(摂取群:622日、プラセボ群:724日)の罹患日数の合計について解析したところ、統計的な有意差は認めら
れなかったものの、摂取群ですべての項目において罹患日数が短縮されておりました(図2)
図1.のどの痛みの罹患日数の合計(*群間で有意差あり(p<0.05))
図2.各症状の罹患日数の合計
3.下痢の症状への影響
10ヵ月の摂取期間中に下痢の症状を訴えた人数と罹患回数については、統計的な群間差はありませんでした。
これは、ビフィズス菌BB536摂取群とプラセボ群とも発症頻度が低かったことが起因していると考えられま
した。
<まとめ>
以上の結果より、ビフィズス菌の長期摂取は、のどの痛みなどの感冒様症状の発現を抑える可能性があることが
示されました。森永乳業では、本研究で得られた知見を活かして、乳幼児を含めてビフィズス菌BB536による健康増進作用を訴求してまいります。
以上
森永乳業では、マレーシアのマレーシアサインズ大学(Universiti Sains Malaysia)と共同研究を行い、ビフィズス菌BB536の長期摂取による幼児の風邪症状の発症ならびに罹患日数に対する改善効果を確認しました。これらの研究成果を、日本農芸化学会2017年度大会(2017年3月17日~20日、京都)にて発表いたします。
※リリースの詳細はこちら https://prtimes.jp/a/?f=d21580-20170314-9229.pdf
<研究の内容>
・ 対象者 : マレーシア国内の託児所または幼稚園に通う、2歳から6歳までの健康な幼児 520名
・ 研究デザイン : ランダム化プラセボ対照二重盲検並行群間比較試験
・ 内容 : 試験は2015年4月から2016年6月にかけて、マレーシアのペナン州およびクランタン州を中心に実施
しました。被験者をランダムに、ビフィズス菌BB536粉末(1g/包、ビフィズス菌BB536を50億個含有)を
1日1包摂取する群(摂取群)、または、ビフィズス菌BB536を含まないプラセボ粉末を摂取する群(プラ
セボ群)に分け、週5日、10ヵ月間摂取していただきました。摂取期間中、被験者背景(年齢、性別、BMIや
健康状態など)や、風邪症状(発熱、のどの痛み、せき、鼻水など)など自覚症状の罹患日数や下痢の罹患回
数を調査しました。試験終了後、各調査項目を群ごとに集計し、統計的に群間比較することで、ビフィズス菌
BB536摂取による効果を評価しました。尚、本発表では試験期間が10ヵ月と比較的長かったことから、定期
的にデータを収集できなかった被験者も散見されたため、すべての測定項目で調査を完遂した被験者(摂取
群:109名、プラセボ群:110名)について解析を行いました。
<結果の概要>
1.被験者背景
年齢、性別およびBMIは、群間に違いはありませんでした。
2.風邪症状への効果
・10ヵ月の摂取期間中、風邪症状を訴えた人数を比較した場合、統計的な群間差はありませんでしたが、風邪症
状のうち、のどの痛みの罹患日数の合計は、摂取群で293日、プラセボ群で549日であり、摂取群で有意に低
値を示しました(図1)。
・また、発熱(摂取群:147日、プラセボ群:206日)や咳(摂取群:690日、プラセボ群:832日)、鼻水
(摂取群:622日、プラセボ群:724日)の罹患日数の合計について解析したところ、統計的な有意差は認めら
れなかったものの、摂取群ですべての項目において罹患日数が短縮されておりました(図2)
図1.のどの痛みの罹患日数の合計(*群間で有意差あり(p<0.05))
図2.各症状の罹患日数の合計
3.下痢の症状への影響
10ヵ月の摂取期間中に下痢の症状を訴えた人数と罹患回数については、統計的な群間差はありませんでした。
これは、ビフィズス菌BB536摂取群とプラセボ群とも発症頻度が低かったことが起因していると考えられま
した。
<まとめ>
以上の結果より、ビフィズス菌の長期摂取は、のどの痛みなどの感冒様症状の発現を抑える可能性があることが
示されました。森永乳業では、本研究で得られた知見を活かして、乳幼児を含めてビフィズス菌BB536による健康増進作用を訴求してまいります。
以上
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