千代化が買い優勢、2点底形成から反騰の狼煙

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/02/21 14:33
 千代田化工建設<6366.T>が買い優勢、テクニカル的には今月10日の安値710円、20日の安値711円で2点底を形成、5日移動平均線上に浮上してきた時価は底入れ初動の兆しみせている。三菱系の総合エンジニアリング大手でLNGプラントでは世界トップクラスの実力を持つ。

 17年3月期業績は、9日に英国の関連会社の収益不振を受け最終損益段階で360億円の赤字に沈むことを発表したが、事前に織り込みが進んでいたことから株価面での影響は限定的で売りが枯れた印象。今年はサウジアラビアの国営石油会社であるサウジアラムコの新規上場を控え、原油市況に先高期待があることも、エネルギープラントの需要喚起が期待できる同社にとって追い風材料となっている。業績も18年3月期はカタールやベトナムでの不採算案件が一巡し、北米のLNGプロジェクトの寄与で回復色を強めるとの見方が支配的だ。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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