トランプ丸、問題山積の船出に
トランプ新政権がスタートしてからもうすぐ1カ月が経過しようとする中、その政権運営に暗雲が立ち込めるようなニュースが次々と入ってきています。
まずは、トランプ大統領の“懐刀”とも言えるフリン米大統領補佐官の辞任。大統領就任前の段階でロシア側と米国の対ロ制裁について協議したとの疑いが表沙汰となり、民間人による外交政策への介入を禁止した法律に抵触することとなり、トランプ大統領の任命責任が問われる可能性も。
さらに、次期労働長官に指名されていたパズダー氏が指名を辞退、また、トランプ大統領の上級顧問であるコンウェイ氏によるトランプ大統領の実娘イバンカさんのブランドに関する発言が、連邦倫理規定違反に問われる可能性も取り沙汰されるなど、問題山積の船出模様となっています。
新政権スタートから時を置かずして相次ぐ政権中枢メンバーの離脱や問題発言は、今後の政権運営にも少なからず悪影響を与え、米国政治史上でも異例といえるほどの遅いペースとなっている閣僚承認が、さらに遅れる可能性も。
そんな中、今月28日の米上下両院合同本会議において、通常の「一般教書演説」にあたる施政方針演説を行う予定となっており、その中で「減税」や「大型インフラ投資」について市場参加者にとってポジティブな内容が飛び出すのではないかとの憶測も。
トランプ大統領としては、出来るだけ煌びやかな政策を掲げて、ネガティブな話題から耳目をそらしてもらう必要性もあり、その意味でも実現可能な政策か否かはさて置き、いかに大きく、そしていかに派手な風呂敷を広げるかどうかがポイントとなりそうな気がします。
今や、トランプ政権を象徴するワードになりつつなる“オルタナティブ・ファクト”(代替的事実)ですが、28日に予定されている演説内容も、その“オルタナティブ・ファクト”となり得るのでしょうか。
まずは、トランプ大統領の“懐刀”とも言えるフリン米大統領補佐官の辞任。大統領就任前の段階でロシア側と米国の対ロ制裁について協議したとの疑いが表沙汰となり、民間人による外交政策への介入を禁止した法律に抵触することとなり、トランプ大統領の任命責任が問われる可能性も。
さらに、次期労働長官に指名されていたパズダー氏が指名を辞退、また、トランプ大統領の上級顧問であるコンウェイ氏によるトランプ大統領の実娘イバンカさんのブランドに関する発言が、連邦倫理規定違反に問われる可能性も取り沙汰されるなど、問題山積の船出模様となっています。
新政権スタートから時を置かずして相次ぐ政権中枢メンバーの離脱や問題発言は、今後の政権運営にも少なからず悪影響を与え、米国政治史上でも異例といえるほどの遅いペースとなっている閣僚承認が、さらに遅れる可能性も。
そんな中、今月28日の米上下両院合同本会議において、通常の「一般教書演説」にあたる施政方針演説を行う予定となっており、その中で「減税」や「大型インフラ投資」について市場参加者にとってポジティブな内容が飛び出すのではないかとの憶測も。
トランプ大統領としては、出来るだけ煌びやかな政策を掲げて、ネガティブな話題から耳目をそらしてもらう必要性もあり、その意味でも実現可能な政策か否かはさて置き、いかに大きく、そしていかに派手な風呂敷を広げるかどうかがポイントとなりそうな気がします。
今や、トランプ政権を象徴するワードになりつつなる“オルタナティブ・ファクト”(代替的事実)ですが、28日に予定されている演説内容も、その“オルタナティブ・ファクト”となり得るのでしょうか。