明日の株式相場見通し=手掛かり材料不足も円安評価で買い優勢、1万9500円巡り攻防

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/02/15 17:55
 あす(16日)の東京株式市場は、4~12月期決算発表が一巡したことによる手掛かり材料不足感はあるものの、外国為替市場での円安・ドル高進行に対する評価などから買い優勢の推移が継続しそうだ。

 市場関係者からは「イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長が、現地14日の米上院での議会証言で、今後の利上げ見通しについて前向きな姿勢をみせたことは、最も懸念されている円高進行にある程度の歯止めを掛ける作用があったという意味で、日本の株式市場にとっては予想以上に大きなプラスのインパクトがあったと思う。今後、もし1ドル=115円を軸とした水準で円相場が安定してくれば、投資家心理の一段の改善につながる」との見方が出ていた。

 15日の東京株式市場は、前日の米株高と外国為替市場での円安進行を好感して終始買い優勢の展開。日経平均株価は一時1万9500円目前まで買われたが、その後はやや伸び悩み、終値は前日比199円00銭高の1万9437円98銭と反発した。

 日程面では、広告・セールスプロモーションを中心としたコミュニケーションサービス全般の提供を手掛ける日宣<6543.T>がジャスダック市場に新規上場する。このほかに、1月の工作機械受注に注目。海外では、G20外相会合(~17日まで)、欧州1月の新車販売台数、米1月の住宅着工・完工数が焦点となる。(冨田康夫)

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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