あじかんが上場来高値、玉子焼き類など順調で１７年３月期業績を上方修正

　あじかん<2907.T>が上場来高値更新。前週末１０日の取引終了後、１７年３月期の連結業績予想の修正を発表。売上高を４１１億円から４１２億円（前期比３．４％増）へ、営業利益を１４億５０００万円から１５億５０００万円（同３．４倍）へ、最終利益を７億５０００万円から１１億円（同４．７倍）へ上方修正したことが材料視されている。

　玉子焼き類やごぼう茶などの自社工場製造製品が順調に推移していることや、鶏卵・魚肉すり身などの主要原材料価格が当初の想定以下で推移したことが業績を牽引している。また、円高による輸入品の仕入れ原価の低下や、為替デリバティブの時価評価益も寄与するという。

　あわせて発表した第３四半期累計の連結決算は売上高３０８億８００万円（前年同期比２．９％増）、営業利益１４億６２００万円（同３．６倍）、最終利益１０億４２００万円（同３．５倍）だった。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）