【買い】三菱ＵＦＪフィナンシャル・グループ（8306）：金融規制緩和への期待で米国事業の更なる拡大が期待できる＝GLA小池 麻千子

【買い】三菱ＵＦＪフィナンシャル・グループ（8306）：金融規制緩和への期待で米国事業の更なる拡大が期待できる

国内最大の金融コングロマリットを形成するメガバンクです。
自社株買い含めた株主還元性向は50％超えです。

2017年3月期第1-3四半期の業績は、7.7%の減益ながら、通期目標に対する進捗率は92.5%と高水準。
この業績の中身は米国のMUAH、モルガンスタンレーの寄与が大いにあります。
同社は海外展開を得意とし、米国が業績に貢献しています。上半期のモルガンスタンレーなど子会社3 社からの利益貢献は57.7%でしたが、第三四半期で1,742 億円と第2四半期の2倍以上の増加したことで進捗率がグンと上がりました。

モルガンスタンレーからの寄与は過去5年平均11％であり、同社収益のおよそ25％が米国事業による収益となっています。 このため原油価格安を背景とした資源関連分野での与信コスト増による収益圧迫もあったのですが、それも改善しています。

そしてさらに、金融規制改革法（ドッド・フランク法）を抜本的に見直す大統領令で、金融規制緩和への期待が広がっていることにも期待感が広がります。
同社の米国事業のさらなる拡大が期待できるのではないでしょうか。