東京株式(前引け)=446円高、米法人減税観測と円安進行を好感

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/02/10 11:54
 10日前場の東京株式市場は、日経平均株価が前日比300円を超える大幅高でスタートした後も上昇を加速する展開となり、同400円高水準を保つ推移で1万9300円台を回復している。日経平均株価前場終値は、前日比446円31銭高の1万9353円98銭と急反発した。

 トランプ米大統領が現地9日に、法人税減税の思い切った計画を数週間以内に発表すると発言したことが伝えられ、米株式市場が上昇したことを受けほぼ全面高商状となっている。また、外国為替市場で一時、1ドル=113円70銭台へと急速に円安・ドル高が進行していることも買い支援材料となっており、自動車、電機、機械など輸出関連の主力銘柄を中心に幅広い銘柄に買いが継続している。

 10日前場の東京株式市場は、東証1部の売買高概算は11億8003万株、売買代金概算は1兆4360億5100万円。値上がり銘柄数は1716、対して値下がり銘柄数は214、変わらず71銘柄だった。

 個別銘柄では、トヨタ自動車<7203.T>をはじめ、日産自動車<7201.T>ホンダ<7267.T>マツダ<7261.T>、富士重工業<7270.T>などが円安・ドル高進行を手掛かりに軒並み高。このほかに、ファーストリテイリング<9983.T>ファナック<6954.T>日経平均株価寄与率の高い銘柄も上昇し、ヤマハ発動機<7272.T>エムアップ<3661.T>、日揮<1963.T>日本精工<6471.T>ニプロ<8086.T>も買い進まれている。半面、資生堂<4911.T>SUMCO<3436.T>三菱マテリアル<5711.T>森永製菓<2201.T>は売られている。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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