<動意株・9日>(前引け)=サイバネット、KYB、パワーファス

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/02/09 11:39
 サイバネットシステム<4312.T>=大幅続伸。同社は8日の取引終了後、有機ELディスプレー向けのムラ補正ICを複数の大手半導体メーカーと共同開発したと発表しており、業績への寄与を期待した買いが入っている。今回の共同開発により、同社が独自に開発したムラ補正機能をディスプレードライバICへ最適化して組み込むことができるようになるという。ディスプレーメーカーにとっても、優れたムラ補正機能を容易に採用することができるほか、サイバネットが提供する自動ムラ補正装置FPiSシリーズを同時に用いることで、品質向上や歩留まりの改善による安定した生産を行うことが可能になる。

 KYB<7242.T>=大幅続伸し、1カ月ぶりに昨年来高値を更新。同社は8日の取引終了後、17年3月期の連結業績予想について、売上高を3480億円から3530億円(前期比0.7%減)へ、営業利益を154億円から185億円(同4.3倍)へ、純利益を110億円から135億円(前期31億6100万円の赤字)へ上方修正したことが好感されている。足もとで自動車向け製品が堅調に推移していることに加えて、建設機械用油圧機器の販売が前回の予想に比べ好調に推移すると見込まれることが上方修正の要因としている。なお、第4四半期の前提為替レートは1ドル=110円、1ユーロ=115円。

 日本パワーファスニング<5950.T>=ストップ高。同社は8日取引終了後に、16年12月期通期の連結業績予想と配当計画を修正。経常損益は従来の1億3000万円の赤字から3000万円の黒字(前の期は5億9700万円の赤字)に上方修正したほか、期末一括配当を従来計画比1円増額の3円(前の期は無配)にすると発表した。売上高予想も従来の80億円から81億円(前の期比0.7%減)に引き上げた。合理化改善が進んだほか、円安進行で為替差損が減少したことが主な要因だとしている。

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出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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