ＤＷＴＩが緑内障治療剤「Ｈ－１１２９」の海外オプションライセンス契約を締結◇

　デ・ウエスタン・セラピテクス研究所<4576.T>がこの日の取引終了後、同社が創製した「Ｈ－１１２９」について、国内医薬品会社との間で日本を除く全世界を対象にした独占的開発権・販売権を付与するオプションライセンス契約を締結すると発表した。

　今回のオプション契約は、緑内障などを適応症として「Ｈ－１１２９」の価値を一定期間評価検討する権利を得るというもの。これに伴いＤＷＴＩは、一定額のオプション料を受領することになるほか、オプション権が行使された際には、契約一時金並びに開発および販売の進捗に応じたマイルストーンフィーを受領することになり、その総額は最大で７３億円となる可能性があるという。さらに製品の販売後は、販売高に応じたロイヤルティーを受領することになる。

　なお、「Ｈ－１１２９」の緑内障領域に関する日本の権利は、２０１３年３月にわかもと製薬<4512.T>にライセンスアウトしており、現在、緑内障・高眼圧症を適応症として国内第１相臨床試験が行われている。

（注）タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）