東京株式(大引け)=233円安、円高進行を嫌気して1万9000円台割り込む

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/02/02 16:02
 2日の東京株式市場は終始売り優勢の展開で、後場に入り一段と下げ幅を広げ、日経平均株価は再び1万9000円台を割り込んだ。

 大引けの日経平均株価は前日比233円50銭安の1万8914円58銭と反落。東証1部の売買高概算は21億2818万株、売買代金概算は2兆5703億3000万円。値上がり銘柄数は296、対して値下がり銘柄数は1635、変わらずは71銘柄だった。

 きょうの東京市場はリスク回避の売りに晒された。前日の米国株市場ではNYダウが小幅ながら4日ぶり反発、米経済に対するポジティブな見方が強まったが、米連邦公開市場委員会(FOMC)では政策金利据え置きで先行き利上げを急がない姿勢を明示、これを背景に為替がドル安・円高に振れたことから、主力株中心に売りに押される地合いとなった。前引けにかけていったん下げ渋ったものの、後場は長期金利の上昇を横目に円が一段と買われ、全体下げ相場を助長した。東証1部の8割を超える銘柄が下落している。

 個別では、トヨタ自動車<7203.T>が軟調、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>などメガバンクも冴えない。TDK<6762.T>が大幅安、ファナック<6954.T>三菱電機<6503.T>なども売りに押された。カカクコム<2371.T>が急落、日本光電<6849.T>日本板硝子<5202.T>も大幅安となった。カシオ計算機<6952.T>の下げも目立った。

 半面、ブイ・テクノロジー<7717.T>が4連騰と気を吐いたほか武田薬品工業<4502.T>も堅調だった。また、ショーワ<7274.T>エムアップ<3661.T>は値幅制限いっぱいに買われる人気となった。日本通信<9424.T>が活況高となり、ヤマシンフィルタ<6240.T>NOK<7240.T>なども物色人気となった。コロプラ<3668.T>も買いを集めた。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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