【買い】三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306):株価上昇を期待
2月1日の米国市場は、ニューヨークダウ、S&P500、ナスダックとも反発しました。
発表された1月のISM製造業景況感指数が56.0と予想の55.0、12月の54.7、を上回り2年振りの高値水準となったことが好感されました。
そしてFOMC会合後に発表された声明では、政策金利は据置きとなりまた再建再投資の方針転換を示唆しなかったことが市場に安心感をもたらした模様。(満期を迎える米国債や償還された住宅ローン担保証券(MBS)の元本を再投資する現行方針を維持)
引き続き2%のインフレ改善と最大限の雇用拡大を下支えする金融政策が取られるので、米国の期待インフレは高まる環境です。短期的にはドル安の流れではないと思われ、国内メガバンクにとっても良い環境だと思います。
銘柄紹介:
総資産293兆円、国内最大の金融コングロマリットを形成するメガバンクです。
自社株買い含めた株主還元性向は50%超えです
2017/3期上半期は日銀のマイナス金利政策を起因とする収益圧迫、円高進行などによって減益での着地となりましたが、最終利益の通期計画に対する進捗率は58%と順調な足取りです。
海外展開を得意とし、米国のMUAH、モルガンスタンレーが業績に貢献しています。
同社の国内預貸金業務の割合は11.7%まで縮小している一方、銀行業務米国支店およびMUAHの割合は14%、そしてモルガンスタンレーからの寄与は過去5年平均11%であるということから同社収益のおよそ25%が米国事業による収益となっています。
(だからこそ原油価格安を背景とした資源関連分野での与信コスト増による収益圧迫もあったのですが、それも改善しています。)
これから米国経済拡大の恩恵を享受することができる銘柄の一つと言えます。
PBRは1倍を切る水準である中で株価の反発を期待したいと思います。
銀行株については、マイナス金利政策を受けた国内市場では国債利回りに加え、融資の指標となる銀行間取引金利も過去最低水準に低下するなど収益性が低下し、また海外業務でも米国経済の減速や円高傾向が進み、内外で収益環境が悪化していました。ところが今は長期債利回りが上昇し、円高懸念が後退するなど銀行株にとって環境はポジティブになっています。
決算発表予定日 2017/02/03
発表された1月のISM製造業景況感指数が56.0と予想の55.0、12月の54.7、を上回り2年振りの高値水準となったことが好感されました。
そしてFOMC会合後に発表された声明では、政策金利は据置きとなりまた再建再投資の方針転換を示唆しなかったことが市場に安心感をもたらした模様。(満期を迎える米国債や償還された住宅ローン担保証券(MBS)の元本を再投資する現行方針を維持)
引き続き2%のインフレ改善と最大限の雇用拡大を下支えする金融政策が取られるので、米国の期待インフレは高まる環境です。短期的にはドル安の流れではないと思われ、国内メガバンクにとっても良い環境だと思います。
銘柄紹介:
総資産293兆円、国内最大の金融コングロマリットを形成するメガバンクです。
自社株買い含めた株主還元性向は50%超えです
2017/3期上半期は日銀のマイナス金利政策を起因とする収益圧迫、円高進行などによって減益での着地となりましたが、最終利益の通期計画に対する進捗率は58%と順調な足取りです。
海外展開を得意とし、米国のMUAH、モルガンスタンレーが業績に貢献しています。
同社の国内預貸金業務の割合は11.7%まで縮小している一方、銀行業務米国支店およびMUAHの割合は14%、そしてモルガンスタンレーからの寄与は過去5年平均11%であるということから同社収益のおよそ25%が米国事業による収益となっています。
(だからこそ原油価格安を背景とした資源関連分野での与信コスト増による収益圧迫もあったのですが、それも改善しています。)
これから米国経済拡大の恩恵を享受することができる銘柄の一つと言えます。
PBRは1倍を切る水準である中で株価の反発を期待したいと思います。
銀行株については、マイナス金利政策を受けた国内市場では国債利回りに加え、融資の指標となる銀行間取引金利も過去最低水準に低下するなど収益性が低下し、また海外業務でも米国経済の減速や円高傾向が進み、内外で収益環境が悪化していました。ところが今は長期債利回りが上昇し、円高懸念が後退するなど銀行株にとって環境はポジティブになっています。
決算発表予定日 2017/02/03