ブックオフは大幅反落、既存店売上高が想定下回り１７年３月期業績予想を下方修正

　ブックオフコーポレーション<3313.T>は大幅反落。前週末２７日の取引終了後、１７年３月期の連結業績予想について、売上高を８５０億円から８００億円（前期比４．５％増）へ、営業損益を８億円の黒字から４億円の赤字（前期５億３０００万円の赤字）へ、最終損益を３億５０００万円の黒字から１３億円の赤字（同５億２８００万円の赤字）へ下方修正したことが嫌気されている。

　主力商材の書籍、ソフトメディア、アパレルの販売が低調に推移したほか、秋口から年末年始にかけて追加で実施した各種セール施策による回復効果も限定的であったため、既存店売上高が想定を下回ったことが主な要因という。また、繰延税金資産の取り崩しに伴う法人税等調整額５億２１００万円を計上することも最終損益を押し下げた。

　なお、同時に、株主優待制度の拡充も発表した。毎年３月３１日時点で１００株以上を保有している株主に対して贈呈している買い物券について、１００株以上５００株未満保有する株主に対する贈呈額をそれぞれ１０００円分増額するとともに、５００株以上保有の株主に対しては保有期間３年未満で５０００円分、３年以上で７５００円分を贈呈するとしている。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）