クリスマスの週を迎えてドル買い優勢、先週末の売りは一巡 ドル円156円台後半=ロンドン為替概況

著者:MINKABU PRESS
投稿:2024/12/23 20:58
クリスマスの週を迎えてドル買い優勢、先週末の売りは一巡 ドル円156円台後半=ロンドン為替概況

 ロンドン市場は、ドル買いが優勢。東京市場ではドル円が156円台前半から後半へと底堅い動きをみせたが、ロンドン時間に入るとユーロドルが1.04台割れ、ポンドドルが1.25台後半から前半に軟化と、ドル全面高になっている。米10年債利回りが4.51%台から4.54%へと上昇し、ドル買い圧力となっている。特段の材料やニュースはでていないが、先週の米FOMCを受けたドル買いに対する週末調整の動きは一巡している。ドル円は売買が交錯するなかで、足元では156.80台へと高値を伸ばしてきている。ロンドン朝方に発表された第3四半期の英GDP確報値は前期比変わらずと、速報値+0.1%から下方改定された。しかし、ユーロ対ポンド相場ではユーロ売り・ポンド買いが優勢となっており、ポンド相場独自の反応はみられていない。

 ドル円は156円台後半での取引。週明けオセアニア市場での156.14近辺を安値に、その後は売買が交錯しながらも156円台後半へと水準を上げている。ロンドン序盤には156.50割れとなる場面があったが、すぐに買いが優勢になり高値を156.80台乗せへと伸ばしてきている。米債利回りが上昇、ドル買い圧力となっている。

 ユーロドルは1.03台後半での取引。東京早朝の1.0446近辺を高値に、1.04台前半での揉み合いが続いた。ロンドン時間に入るとドル買い方向に動意付き、安値を1.0387近辺まで広げている。ユーロ円は上に往って来い。東京市場では162.77近辺から163円台半ばへと上昇。ロンドン朝方に163.60近辺に一段高となった。その後はユーロドルの下落とともに流れは反転。162.80台まで反落した。対ポンドではユーロは上値重く推移している。先週半ばまで見られたユーロ売り・ポンド買いの流れが再燃している。

 ポンドドルは1.25台前半での取引。東京昼前後につけた1.2588近辺を高値に、ロンドン市場では売りに押されている。足元では安値を1.2530台へと広げてきている。ポンド円は上昇一服。オセアニア朝方の196.08近辺を安値に、東京市場では197.08近辺まで買われた。ロンドン市場では売買が交錯するなかで再び196.50付近へと軟化している。ユーロポンドではポンド買いが優勢。週明けの0.8315近辺を高値に、ロンドン時間には0.8278近辺まで下押しされている。

minkabu PRESS編集部 松木秀明 

このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。

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