【買い】三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306):銀行株の反発を期待=GLA小池 麻千子
イエレンFRB議長が講演で、FRBの二大責務である「物価の安定」「雇用の最大化」について目標に接近してきているとして、FRBの金融政策による支援の水準を引き下げるのは理にかなっているとしました。
この、つまりは「利上げに対して積極的な考え」が示されたことで金利上昇が期待され米国10年債利回りは上昇、金融株が買われました。
トランプ次期米大統領就任式を控えていることで様子見ムード、上値が重くなる可能性もありますが、円安に振れたことで日本株の買戻しが期待されるところです。
日本株の続伸に期待したいと思います。
銘柄紹介:
総資産293兆円、国内最大の金融コングロマリットを形成するメガバンクです。
自社株買い含めた株主還元性向は50%超えです
2017/3期上半期は日銀のマイナス金利政策を起因とする収益圧迫、円高進行などによって減益での着地となりましたが、最終利益の通期計画に対する進捗率は58%と順調な足取りです。
海外展開を得意とし、米国のMUAH、モルガンスタンレーが業績に貢献しています。
同社の国内預貸金業務の割合は11.7%まで縮小している一方、銀行業務米国支店およびMUAHの割合は14%、そしてモルガンスタンレーからの寄与は過去5年平均11%であるということから同社収益のおよそ25%が米国事業による収益となっています。
(だからこそ原油価格安を背景とした資源関連分野での与信コスト増による収益圧迫もあったのですが、それも改善しています。)
これから米国経済拡大の恩恵を享受することができる銘柄の一つと言えます。
銀行株全体で見ても、マイナス金利政策を受けた国内市場では国債利回りに加え、融資の指標となる銀行間取引金利も過去最低水準に低下するなど収益性が低下し、また海外業務でも米国経済の減速や円高傾向が進み、内外で収益環境が悪化していました。ところがすでに長期債利回りが上昇し、イールドカーブが急配(スティープ化)しており、円高懸念は後退するなど銀行株にとって環境はポジティブになっています。
それなのにPBRは1倍を割っており、割安です。これからの上昇に向けて、買いを推奨したいと思います。
この、つまりは「利上げに対して積極的な考え」が示されたことで金利上昇が期待され米国10年債利回りは上昇、金融株が買われました。
トランプ次期米大統領就任式を控えていることで様子見ムード、上値が重くなる可能性もありますが、円安に振れたことで日本株の買戻しが期待されるところです。
日本株の続伸に期待したいと思います。
銘柄紹介:
総資産293兆円、国内最大の金融コングロマリットを形成するメガバンクです。
自社株買い含めた株主還元性向は50%超えです
2017/3期上半期は日銀のマイナス金利政策を起因とする収益圧迫、円高進行などによって減益での着地となりましたが、最終利益の通期計画に対する進捗率は58%と順調な足取りです。
海外展開を得意とし、米国のMUAH、モルガンスタンレーが業績に貢献しています。
同社の国内預貸金業務の割合は11.7%まで縮小している一方、銀行業務米国支店およびMUAHの割合は14%、そしてモルガンスタンレーからの寄与は過去5年平均11%であるということから同社収益のおよそ25%が米国事業による収益となっています。
(だからこそ原油価格安を背景とした資源関連分野での与信コスト増による収益圧迫もあったのですが、それも改善しています。)
これから米国経済拡大の恩恵を享受することができる銘柄の一つと言えます。
銀行株全体で見ても、マイナス金利政策を受けた国内市場では国債利回りに加え、融資の指標となる銀行間取引金利も過去最低水準に低下するなど収益性が低下し、また海外業務でも米国経済の減速や円高傾向が進み、内外で収益環境が悪化していました。ところがすでに長期債利回りが上昇し、イールドカーブが急配(スティープ化)しており、円高懸念は後退するなど銀行株にとって環境はポジティブになっています。
それなのにPBRは1倍を割っており、割安です。これからの上昇に向けて、買いを推奨したいと思います。