【買い】三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306):米国事業が好調な割安銀行株=GLA小池 麻千子

投稿:2017/01/12 08:57

【買い】三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306):米国事業が好調な割安銀行株

総資産293兆円、国内最大の金融コングロマリットを形成するメガバンクです。

海外展開を得意とし、米国のMUAH、モルガンスタンレーが業績に貢献しています。
同社の国内預貸金業務の割合は11.7%まで縮小している一方、銀行業務米国支店およびMUAHの割合は14%、そしてモルガンスタンレーからの寄与は過去5年平均11%であるということから同社収益のおよそ25%が米国事業による収益となっています。
(だからこそ原油価格安を背景とした資源関連分野での与信コスト増による収益圧迫もあったのですが、それも改善しています。)

これから米国経済拡大の恩恵を享受することができる銘柄の一つと言えます。

銀行株全体で見ても、マイナス金利政策を受けた国内市場では国債利回りに加え、融資の指標となる銀行間取引金利も過去最低水準に低下するなど収益性が低下し、また海外業務でも米国経済の減速や円高傾向が進み、内外で収益環境が悪化していました。ところがすでに長期債利回りが上昇し、イールドカーブが急配(スティープ化)しており、円高懸念は後退するなど銀行株にとって環境はポジティブになっています。

それなのにPBRは1倍を割っていることから、ここらを買場と見てはいかがでしょうか?
小池麻千子
グローバルリンクアドバイザーズ 株式アナリスト
配信元: 達人の予想

関連銘柄

銘柄 株価 前日比
1,792.0
(11/29)
+23.5
(+1.32%)