オンワードＨＤが昨年来高値更新、第３四半期は海外が堅調で営業微増益

　オンワードホールディングス<8016.T>が昨年来高値更新。前週末６日取引終了後、１７年２月期第３四半期累計（１６年３～１１月）の連結決算を発表し、売上高は１８０４億１０００万円（前年同期比８．１％減）、営業利益は５２億９１００万円（同０．６％増）と営業微増益だったことが好感されている。

　国内は、主力の百貨店事業が苦戦したものの、「２３区」「ａｎｙ　ＳｉＳ」が好調に推移し、Ｅコマース事業では店頭のメンバーズポイントとの統合効果があった。また、欧州ではポンド安の影響を受けたが生産基盤の拡大が堅調に推移し、アジアおよび北米でも事業再編により業績が改善された。

　なお、通期業績予想は従来見通しを据え置き、売上高２４７０億円（前期比６．３％減）、営業利益４０億円（同５．９％増）を見込んでいる。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）