【買い】京セラ (6971):円安の流れ受け、株価の上昇を期待
同社はノイズ除去や放熱性に優れる半導体の入れ物、セラミックパッケージで圧倒的シェアを誇り、例えばスマホ向けでは7割など、世界でも高シェア製品を多数有しています。
上半期の平均為替レートは1米ドル=105円、1ユーロ=118円と、米ドル、ユーロともに前年同期間から17円、円高方向に進みました。この急激な円高インパクトは大きく、対売上高で約630億円、対税引前利益で約140億円の押下げ要因となったのです。
通期予想は売上高が2.7%増の1兆5200万円、営業利益が18.7%増の1100億円、税引前利益が10.7%減の1300億円、株主に帰属する純利益が22.1%減の850億円、EPSが231.52円となる見通しで、年間配当金は前年並みの100.0円とする方針です。
上半期の通期予想に対する進捗率が低水準である点が留意点でしたが、これも円高是正が進んだことでポジティブに修正されます。(上半期までの進捗率は売上高43%、営業利益31%、税引前利益37%、純利益43%)
財務面は、株主資本比率75.7%、そして保有するKDDIの株式(12.9%)を含めるとネットキャッシュは同社売上規模に並ぶ域で資金需要に対する懸念は今のところ殆ど不要。資本は厚く、PBRは1倍を切っています。
株価は上昇していますが、RSIは40近辺にある点からは上昇の余地があるかと思われます。
上半期の平均為替レートは1米ドル=105円、1ユーロ=118円と、米ドル、ユーロともに前年同期間から17円、円高方向に進みました。この急激な円高インパクトは大きく、対売上高で約630億円、対税引前利益で約140億円の押下げ要因となったのです。
通期予想は売上高が2.7%増の1兆5200万円、営業利益が18.7%増の1100億円、税引前利益が10.7%減の1300億円、株主に帰属する純利益が22.1%減の850億円、EPSが231.52円となる見通しで、年間配当金は前年並みの100.0円とする方針です。
上半期の通期予想に対する進捗率が低水準である点が留意点でしたが、これも円高是正が進んだことでポジティブに修正されます。(上半期までの進捗率は売上高43%、営業利益31%、税引前利益37%、純利益43%)
財務面は、株主資本比率75.7%、そして保有するKDDIの株式(12.9%)を含めるとネットキャッシュは同社売上規模に並ぶ域で資金需要に対する懸念は今のところ殆ど不要。資本は厚く、PBRは1倍を切っています。
株価は上昇していますが、RSIは40近辺にある点からは上昇の余地があるかと思われます。