【買い】昭和シェル石油<5002>岡安商事・玉川博一

著者:玉川博一
投稿:2016/12/29 17:53

原油の需給引き締まり観測から、外部環境が大逆転。

OPEC各国減産幅、振り分け
ご存知の通り石油元売り会社だが、太陽光パネル販売や電力事業なども手掛ける。
2016年1-9月期では経常利益ベース245億円と前期の-40億から黒転。自前の発電所高稼働で電力事業が23億円の黒字。夏場に落ち込んだ精製マージンも秋口からも改善。
また、11月末からの原油急騰、円安など外部環境の好転も、フォローの神風となり、収益増に大きく寄与しそうだ。
同社の場合、原油価格が1ドル上昇すれば、約10億円、為替が1円円安になれば、約4億円の在庫評価益が増加する。
同社の想定レートはドバイ原油38ドル、為替が107円としている。現在52ドル前後、117円前後で堅調推移、想定レートから+14ドル、+10円で184億の在庫評価益増が見込める。
筆頭株主は12/19ににロイヤルダッチシェルから出光興産となったが、報道によると出光との経営統合は、出光創業家の反対もあり、難航しているようだ。
OPECと非OPECの減産がいよいよ来年1月から始まる。年明けも原油高、ドル高基調は続くと思われ、買い方針で
玉川博一
岡安商事 (株)商品アナリスト
配信元: 達人の予想

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