ＩＨＩが安い、銀行系大手証券は航空機エンジンの業績面モメンタム鈍化を想定

　IHI(7013)が安い。前日比６円（1.85％）安の318円まで売られている。きょうは、三菱UFJモルガン・スタンレー証券によるレポートが確認されている。

　それによると、エクイティストーリーを弱めると説明。複数の大型案件を抱える中、依然として業績下振れリスクが残ると考え、業績改善ペースは株式市場の期待値を下回ると予想。

　また、業績ドライバーである航空機エンジンも、収益性の厳しい新造エンジンの出荷が、来期にかけて大きく増加するため、業績面モメンタム鈍化を想定。同証券では業績予想修正にあたり、17年３月期第３四半期以降の為替前提を110円/ドル（従来100円/ドル）へ変更。

　目標株価は250円を継続も、利益予想の減額修正と直近の株価上昇により、レーティングは「ニュートラル」から「アンダーウェート」へ格下げしている。

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