＜注目銘柄＞＝ユビテック、ＩｏＴ分野の展開に期待

第１四半期の営業黒字浮上も買い材料

　ユビテック<6662.T>は１０月２４日につけた年初来高値６１４円を抜け切れない展開が続いているものの、成長分野とされるＩｏＴの有力銘柄としてマークしておきたい。

　同社はＩｏＴシステム構築からデバイス設計・製造まであらゆる技術を持っており、各種装置を遠隔監視する「デジタル・ツイン」分野などでの活躍が期待される。また、高齢者の自動車事故が多発するなか、オリックス自動車（東京都港区）が提供を開始した高齢者運転見守りシステムの設計および技術協力を行ったことも注目材料だ。１１月１１日に発表した１７年６月期第１四半期（７～９月）の連結決算は、営業損益が３５００万円の黒字（前年同期は３５００万円の赤字）に浮上し、業績面での買い手掛かりもある。

　株価は年初来高値をつけたあと調整を余儀なくされたが、７５日移動平均線がサポートラインとなるかたちで切り返している。２５日線や７５日線は上昇基調を維持しており、再び上値を試す可能性もありそうだ。（参）

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）