ドル円の値動きが長期金利の影響のみ
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あれよあれよ、今週もドル円(USD/JPY)が大きく上昇中。コラムを書いていたら114円手前まで伸びてきました。
もう完全に円が買われない状況のようです。恐らく、投機筋の円買いポジションはすでに綺麗に清算されたでしょうし、新規のドル円ロングを毎日つくってきているように感じます。
それを後から本邦勢や個人投資家が徐々に追いかけてポジションを作ってはコツコツ利食い、短期的な逆張りを繰り返し、ストップを付けて毎日50銭~1円上昇しているのではないでしょうか。
黒田総裁は大喜びでしょう。ドル円も日経も、予想外の上昇がありそうです。さらに日本の長期金利は上昇しないというおまけつき。
先日、日銀が指値オペを開始してし、今のところ長期金利を上手く0%前後で固定できております。その為、現在は米国の長期金利の動向だけを注視していれば良い相場になっています。連動性はそれ以外ありません。
それは米国に限らず、他の先進国の長期金利も米国ほどではないのですが、徐々に上昇しているのでクロス円も上昇しております。
ユーロ円やポンド円が上昇しているのも、それが理由です。
トランプ大統領になりますので、インフレ経済に世界が舵を切りかけております。そこで日本はデフレ政策を断固継続ですので、おそらく120円、125円も近いうちにターゲットに入ってくるのではないでしょうか。
日本国内ですと、「円安は許せない、口先介入でトランプから円安クレームが入るのではないか、戦争が起こるなど・・・。」という懸念が台頭しておりました。
デメリットばかり報道されていたので、メリットの部分が一切といってもよいほど報じられておりませんでした。
これが日本人投資家と海外投資家との印象の違いなのかもしれません。
メリットの部分になりますが、トランプが公約で掲げていた内容は、※ドットフランク法などの金融規制緩和、TPP離脱、財政出動1兆ドル、法人税減税など、どれをとってもドル高要因です。※オバマ政権時代に施行された、金入機関の規制強化法案。
メキシコに本当にフェンスを作るならさすがにリスクオフ、ドル安円高になると思いますが、さすがにそれは一種のパフォーマンスに過ぎないと思います。
そして、トランプ氏の側近まわりも元金融業界出身者で固めている様子を伺うと、いち早く情報が入ってくる米系ファンドの動きについていくのが正解だと思われます。
やはり、インフレ経済=強い米国、強い経済、強いドルと三拍子そろった方向に向かうのが自然なのかもしれません。長期金利はまだまだ上昇するでしょう。
今月から、ドル円と猛烈に連動している米国10年債利回りです。現在のドル円市場は、このチャートを見ているだけで問題ない状態が続いております。
非常に長らく米国債は買われておらず、下落の一途を辿っておりました。ここへきて、大きく大陽線です。リスクオン相場は継続中で、米国債の大量の売りが出ており、米国株式へと投資資金が向かっております。
もちろん、海外の金融機関は新規で米国株を買ってきてもいるでしょう。
結果、多くの通貨は売られ、その投資資金の向かう先は米ドルです。
この長期金利2.5%をブレイクすると、3.0%まで上値の抵抗線が見当たりません。ブレイク後はかなり視界良好となるでしょう。
2013年1月以来となる米国債利回り3.0%も狙えると思います。そうなってきますと、本当にドル円は120円、日経平均は2万円の回復が意外にも現実的になってくると思われます。
日本の長期金利も上昇せずにドル円と日経が上昇するというこの状況は、黒田総裁からすれば最高の結果です。いつでも加勢はしてくるでしょう。
上昇に陰りが出たら、指値オペを実施だと思います。
先日の指値オペ実施の時間から今後のオペの時間を推測すると、恐らく仲値後から株式市場の前引けまでの間でしょう。
日本時間に謎の急騰があった際には、まずは日銀の指値オペを疑ってみると相場に翻弄されず済みそうです。
もう完全に円が買われない状況のようです。恐らく、投機筋の円買いポジションはすでに綺麗に清算されたでしょうし、新規のドル円ロングを毎日つくってきているように感じます。
それを後から本邦勢や個人投資家が徐々に追いかけてポジションを作ってはコツコツ利食い、短期的な逆張りを繰り返し、ストップを付けて毎日50銭~1円上昇しているのではないでしょうか。
黒田総裁は大喜びでしょう。ドル円も日経も、予想外の上昇がありそうです。さらに日本の長期金利は上昇しないというおまけつき。
先日、日銀が指値オペを開始してし、今のところ長期金利を上手く0%前後で固定できております。その為、現在は米国の長期金利の動向だけを注視していれば良い相場になっています。連動性はそれ以外ありません。
それは米国に限らず、他の先進国の長期金利も米国ほどではないのですが、徐々に上昇しているのでクロス円も上昇しております。
ユーロ円やポンド円が上昇しているのも、それが理由です。
トランプ大統領になりますので、インフレ経済に世界が舵を切りかけております。そこで日本はデフレ政策を断固継続ですので、おそらく120円、125円も近いうちにターゲットに入ってくるのではないでしょうか。
日本国内ですと、「円安は許せない、口先介入でトランプから円安クレームが入るのではないか、戦争が起こるなど・・・。」という懸念が台頭しておりました。
デメリットばかり報道されていたので、メリットの部分が一切といってもよいほど報じられておりませんでした。
これが日本人投資家と海外投資家との印象の違いなのかもしれません。
メリットの部分になりますが、トランプが公約で掲げていた内容は、※ドットフランク法などの金融規制緩和、TPP離脱、財政出動1兆ドル、法人税減税など、どれをとってもドル高要因です。※オバマ政権時代に施行された、金入機関の規制強化法案。
メキシコに本当にフェンスを作るならさすがにリスクオフ、ドル安円高になると思いますが、さすがにそれは一種のパフォーマンスに過ぎないと思います。
そして、トランプ氏の側近まわりも元金融業界出身者で固めている様子を伺うと、いち早く情報が入ってくる米系ファンドの動きについていくのが正解だと思われます。
やはり、インフレ経済=強い米国、強い経済、強いドルと三拍子そろった方向に向かうのが自然なのかもしれません。長期金利はまだまだ上昇するでしょう。
今月から、ドル円と猛烈に連動している米国10年債利回りです。現在のドル円市場は、このチャートを見ているだけで問題ない状態が続いております。
非常に長らく米国債は買われておらず、下落の一途を辿っておりました。ここへきて、大きく大陽線です。リスクオン相場は継続中で、米国債の大量の売りが出ており、米国株式へと投資資金が向かっております。
もちろん、海外の金融機関は新規で米国株を買ってきてもいるでしょう。
結果、多くの通貨は売られ、その投資資金の向かう先は米ドルです。
この長期金利2.5%をブレイクすると、3.0%まで上値の抵抗線が見当たりません。ブレイク後はかなり視界良好となるでしょう。
2013年1月以来となる米国債利回り3.0%も狙えると思います。そうなってきますと、本当にドル円は120円、日経平均は2万円の回復が意外にも現実的になってくると思われます。
日本の長期金利も上昇せずにドル円と日経が上昇するというこの状況は、黒田総裁からすれば最高の結果です。いつでも加勢はしてくるでしょう。
上昇に陰りが出たら、指値オペを実施だと思います。
先日の指値オペ実施の時間から今後のオペの時間を推測すると、恐らく仲値後から株式市場の前引けまでの間でしょう。
日本時間に謎の急騰があった際には、まずは日銀の指値オペを疑ってみると相場に翻弄されず済みそうです。