東芝テックが大幅反発、17年3月期最終利益予想を上方修正、為替差益発生などが寄与

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2016/11/09 09:44
 東芝テック<6588.T>が大幅反発し、年初来高値を更新している。8日の取引終了後、17年3月期の連結業績予想について、最終利益を5億円から50億円(前期1034億4900万円の赤字)へ上方修正したことが好感されている。ドル安に伴い、上期に為替差益20億400万円を計上したことなどが寄与したという。

 売上高は、想定為替レートを1ドル=110円から100円へ、1ユーロ=125円から110円に見直したことから、5200億円から4900億円(前期比8.0%減)へ下方修正した。ただ、国内でPOSシステムなどのリテールソリューション事業が堅調に推移していることや、グローバルコマースソリューション事業で販管費削減に努めたことが奏功し、営業利益は140億円(同8.7倍)で据え置いている。

 なお、同時に発表した第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高2434億1200万円(前年同期比8.1%減)、営業利益64億4300万円(同52.8倍)、最終損益43億1000万円の黒字(前年同期736億400万円の赤字)だった。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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