【買い】鳥貴族（3193）：順調な客数の伸び・・17/7期も好調な業績が見込まれる＝GLA戸松信博

順調な客数の伸び・・17/7期も好調な業績が見込まれる

全メニュー280円均一（税別）の「鳥貴族」を全国展開する焼鳥居酒屋チェーン大手です。

同社はタレ以外にセントラルキッチンとよばれる工場を持たず、店舗で串を作ります。他のチェーン居酒屋と一線と画し、「近所の焼き鳥屋さん」風のおいしさを提供しています。
「国産国消」を売りとし、すでに国産比率は98.2％（2016年4月末）まで高められ、他社に対しての優位性が一層くっきりしてきました。2016/10月には100％とする予定です。

均一価格の居酒屋業態が減少するなかで、同社はこのような差別化を武器に成長し、焼鳥専門店市場においては2012年7月期から首位（2014年：12％）をキープしています

積極的新規出店・・・
全国に大阪、東京、兵庫、京都、奈良、名古屋、千葉と店舗出店を拡大し、492店舗を展開しています。
（直営：285店舗、TCC（カムレードチェーン（世間一般でいうフランチャイズ）：207店舗（2016/7月末時点））
2016/7期は70店舗の純増となり、17/7期は100店舗の純増を計画しています。

月次報告では客単価は前年を下回って推移していますが、客数が伸びているため結果的に売上が伸びており、足元の業績は好調です。

業績の好調を理由に、2017/7期の業績見通しでは5期連続の増収増益を見込んでいます。
売上高が前年比25.4％増の307億4000万円、営業利益が22.8％増の19億5900万円、経常利益が24.6%増の19億2800万円、純利益が18.7%増の11億6400万円、EPSが100.58円の見通しで、配当金は2円増配の8円とする方針です。