日本電産が大幅高で新高値、第２四半期営業利益１６％増と好調で通期予想も増額

　日本電産<6594.T>が大幅高、一時４３５円高の９７３５円まで上昇し年初来高値を更新した。同社は２４日取引終了後、１７年３月期の連結業績予想の修正を発表。売上高を１兆２５００億円から１兆２０００億円（前期比１．８％増）へ小幅減額したものの、営業利益を１３００億円から１３５０億円（同１４．７％増）へ上方修正しており、これを評価する買いが流入した。なお、第２四半期累計の連結決算は売上高５６４０億３０００万円（前年同期比４．０％減）、営業利益６９０億４００万円（同１５．８％増）だった。

　自動車向けモーターなど好採算の商品群が好調で為替デメリットを吸収して収益を牽引している。前提となる為替レートを１ドル＝１０５円から１００円に大きく見直しており、足もと外国為替市場が円安傾向となるなかで、買い人気を助長する結果となっている。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）