早くも「ロシア関連株」にキナ臭い動き。

著者:本村健
投稿:2016/10/23 13:27

◆相場に変化、トリプルシグナル点灯!

秋も深まり、肌寒くなってきた今日この頃。

鑑賞の秋と洒落込みたく、珍しく映画館に足を運ぶと、どこもかしこも大ヒットアニメ映画「君の名は。」

今年8月の公開から興行収入は150億円超え、7月に公開した「シン・ゴジラ」も77億円とこちらも好調で、(9602)東宝は最終利益が過去最高になる見通しを示した。

株価は映画のヒットと比例するようにジワリジワリと上昇している。関連銘柄として(9468)カドカワなども取り上げられており、映画ブームは今回の中間決算でも肝になりそうだ。

マーケットに目を向けると、今週20日、10月に入って始めて東証1部の売買代金が2兆円を超えた。

大統領選挙のせいか、中間決算のせいかは定かではないが、手控えムードが続いていた東京市場だったが、ようやく相場の流れが変わってきたように感じる。

日経平均は金曜こそ下げて終えているものの、20日まで5日続伸。5月高値も更新しており、一目均衡表上でも三役好転。売買代金・トレンド共に良好だ。

これに加えて、前週14日には日銀の買いが観測されている。今月に入ってから買ってきたのはこの日のみだが、大事なのは日銀が買いに動きだしたことである。

20日に発表された10月第2週の投資部門別売買動向も、先月まで大幅に売り越していた海外投資家が1131億円の買い越しへ。2週連続で買い越しとなり手を変えてきた事も明るい材料と言えよう。

「出来高」「チャート」「需給」のトリプルシグナルは点灯しているが、「NYダウ」「為替」「原油価格」の警戒3点セットのチェックもお忘れなく。

◆個別株では「ロシア関連」にキナ臭い動き。

今週は(6506)安川電機の中間決算の発表があった。

3月期企業の決算シーズンの口火を切る企業だが、前年比27%減の大幅減益ながら年初来高値を更新。為替の円高がすでに株価へ織り込まれているのがわかる。

先週のコラムでも触れた、不調な決算が相次いだ小売りなどの2月期企業についてもすでに反発が見られており、決算に対して比較的ポジティブに反応していることが見てとれる。

前述したように、市場ではトリプルシグナルが点灯中、年末へかけて躍進しそうな気配だ。

個別株においても、ロシアのプーチン大統領の訪日へ向けた思惑からロシア関連銘柄が早くも動き出してきた。

(4616)川上塗料がロシア国営ガスプロムに天然ガスパイプライン用塗料を納入した実績を持つとの事で仕手化したほか、ロシアに強い(9351)東洋埠頭もキナ臭い動きになっている。

プーチン大統領の訪日は12月15日の予定。ロシア関連の注目株は、今後も時期とタイミングを計り紹介したいと思うのでお楽しみに。

★個人的に気になる銘柄

(5727)東邦チタニウム

今週は、東邦チタニウムに注目したい。

同社は、チタン事業が中核。電子材料や触媒事業も手掛ける会社。

チタンの良い所はさびや汚れに強く、強度が大きく硬くて軽い(軽さはステンレス銅の半分に近い)

わたしは腕時計をつけていると金属アレルギーが出るが、何故かチタン時計だと大丈夫。
最近では、軽いのでゴルフクラブや飛行機にも使われている。

株価に目を向けると、5日と25日の移動平均線でゴールデンクロスを形成しており、値動きの良さに注目。

先回りして静かに仕込み、高値追いはせずに吹き上げてきたら利益確定というスタンスで取り組むと良いだろう。

本村
本村健
株式会社SQIジャパン 金融コンサルタント
配信元: 達人の予想