安川電が大幅高で9カ月半ぶり年初来高値、営業利益27%減も想定上回りで買い戻し急

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2016/10/21 09:51
 安川電機<6506.T>は一時5.3%高と急伸、大発会の1月4日につけた1656円を約10カ月半ぶりに上回り、年初来高値に買われた。

 同社はメカトロ製品大手で、サーボモーターやインバーターでは世界トップシェアを誇るが、輸出比率が約7割と高く円高デメリットから収益は逆風環境にある。20日取引終了後に発表した17年3月期第2四半期累計の連結決算は売上高1876億4400万円(前年同期比9.8%減)、営業利益138億1800万円(同27.2%減)、最終利益86億900万円(同28.4%減)と低調だった。しかし、業績悪は既に株価に織り込まれており、会社側当初見通しよりも減少幅が縮小したことで市場はポジティブにとらえている。信用倍率は0.48倍と大幅に売り長だったこともあって買い戻しを誘発した。

 なお、17年3月期の売上高を4000億円から3900億円(前期比5.2%減)へ修正したが、営業利益は280億円(同23.8%減)、最終利益は180億円(同19.5%減)で据え置いている。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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