◆欧米株式市場の動きを警戒
28日の日経平均は反落を想定します。
27日の日経平均は、欧米株式市場の大幅な下落を受けて売り先行で始まりました。しかし、日本時間の前場10時から大統領候補のテレビ討論会が始まると、急速に下げ幅を縮める展開になりました。
後場に入ってからプラス圏を回復し、そのまま大引けまで堅調な展開が続き、高値引けで終わりました。
朝方につけた安値16285円から終値16683円まで約400円幅も切り返したため、下値不安を一気に後退させたと思われます。また、前日に割り込んだ5日線も終値で奪回しましたので、短期上昇の基調に戻ったと考えられます。
テクニカル的には一時的な急落で留まり、再び17000円を試す展開が想定されそうなのですが、海外株式市場の動きが警戒されそうです。
昨晩の欧州市場でドイツ銀行が7%を超える大幅な下落となり、およそ30年ぶりの安値水準に沈みました。これがきっかけで株式市場全体の下げにつながっています。
テレビ討論会の結果でクリントン氏が有利との見方が広がったので、27日の欧州市場の序盤はリバウンドして始まりました。ところが、ドイツ銀行が3%を越える続落で過去最安値を更新、ドイツDAX指数がマイナスになる場面も見られています。前日にDAX指数が2%を超える大幅下落になったことを考えると、戻りの鈍さが目立つ印象です。
せっかく日経平均が堅調な結果で終わっても、海外株安が重石になってしまう可能性が残ります。為替市場も1ドル=100円を割れる目前で神経質な動きが続いているため、海外市場と為替市場の影響を考えて反落の想定です。
なお、28日は9月の権利落ち日です。日経平均の配当落ち分は110円から120円程度のため、配当分は前日比マイナスで始まります。
前日比で変わらず以上になれば、即日で配当を埋めたことになり、先高期待につながる可能性がある日です。28日は前日比で小幅安程度であれば、十分に強い動きと考えられます。
27日の日経平均は、欧米株式市場の大幅な下落を受けて売り先行で始まりました。しかし、日本時間の前場10時から大統領候補のテレビ討論会が始まると、急速に下げ幅を縮める展開になりました。
後場に入ってからプラス圏を回復し、そのまま大引けまで堅調な展開が続き、高値引けで終わりました。
朝方につけた安値16285円から終値16683円まで約400円幅も切り返したため、下値不安を一気に後退させたと思われます。また、前日に割り込んだ5日線も終値で奪回しましたので、短期上昇の基調に戻ったと考えられます。
テクニカル的には一時的な急落で留まり、再び17000円を試す展開が想定されそうなのですが、海外株式市場の動きが警戒されそうです。
昨晩の欧州市場でドイツ銀行が7%を超える大幅な下落となり、およそ30年ぶりの安値水準に沈みました。これがきっかけで株式市場全体の下げにつながっています。
テレビ討論会の結果でクリントン氏が有利との見方が広がったので、27日の欧州市場の序盤はリバウンドして始まりました。ところが、ドイツ銀行が3%を越える続落で過去最安値を更新、ドイツDAX指数がマイナスになる場面も見られています。前日にDAX指数が2%を超える大幅下落になったことを考えると、戻りの鈍さが目立つ印象です。
せっかく日経平均が堅調な結果で終わっても、海外株安が重石になってしまう可能性が残ります。為替市場も1ドル=100円を割れる目前で神経質な動きが続いているため、海外市場と為替市場の影響を考えて反落の想定です。
なお、28日は9月の権利落ち日です。日経平均の配当落ち分は110円から120円程度のため、配当分は前日比マイナスで始まります。
前日比で変わらず以上になれば、即日で配当を埋めたことになり、先高期待につながる可能性がある日です。28日は前日比で小幅安程度であれば、十分に強い動きと考えられます。