ＳＵＭＣＯ（3436）７５日線のサポートに期待

◆週前半安から週後半にかけて回復を想定

週末（９月９日）の米国株式市場は早期利上げムードが高まって全面安、ＮＹダウの下落幅は３９４ドルで、イギリスがＥＵ離脱を決めた６月２４日の６１０ドル安以来の大幅な下げになりました。

週明けの日経平均も下げて始まる可能性が高いのですが、日銀政策決定会合を翌週に控えていることや、日銀のＥＴＦ買いが支えになる可能性が高いので、週後半にかけて持ち直すと想定しています。

そこで主力大型株の中で先行して調整し、割安感がある銘柄をピックアップしました。

◆短期的な売られ過ぎと７５日線サポートの反転を期待

シリコンウエハー大手のＳＵＭＣＯ（3436）に注目します。

チャートを見ると、先週の週明けにつけた９１４円から８００円ちょうどまで下落して、週末に小幅反発しています。

８月２２日に年初来高値を更新する９６２円まで上昇しているので、先週の安値で約１７％の値幅調整でしたから、８００円が心理的な節目になって止まったのでしょう。

米国株急落で売り先行になると、先週に下げ止まった８００円を割れて一段安する可能性があります。

しかし、先週の段階でストキャスティクスが売られ過ぎ目前まで低下しているため、一段安で短期的な売られ過ぎが高まり、リバウンドの可能性が高くなりそうです。

また、先週末にかけて２５日線と５日線がデッドクロスしているものの、中期的には２５日線と７５日線が上向きを保っているため、７５日線がサポートしそうです。

７５日線が７５０円程度、心理的な節目は７００円ですから、週前半に下値目処近辺で安値をつけて、週末にかけてリバウンドと想定します。