企業成長の宝、情報を爆発的に増やすIoT。そしてそれを支援する企業
IoTは「モノのインターネット」、機械や環境などがインターネットに繋がって、データのやり取りをすることを言いますが、これがどんな良い事をもたらすのでしょう。
例えば、自動車。自動運転へ向けた開発が急ピッチで進められている自動車ですが、一般道で自動走行するためには車載カメラやセンサだけでは足りず、インターネットを通じてクラウド上にある地図情報や道路インフラ設置された機器と通信して回りの状況を収集し、把握しなければなりません。車との距離を把握するため自動車間で通信をすることも必要です。
IoTはこういうことで、中でもこのような機械と機械の通信「Machine to Machine(M2M)」が典型的でしょう。また、マシン、機械だけではなく、環境ともインターネットは繋がります。温度や湿度、照度なんかをセンサーが察知し、インターネットでクラウドに情報を送ります。そうすると、人工知能が「暑すぎる」と判断し「温度を下げて」と機械側に指令を伝えます。
目に見えないものまでがインターネットで繋がり、クラウドでコントロールされているのです。
こういった管理は、農産物の生産管理や高速道路の路面管理、遠隔地からの健康管理など、本当に様々な分野で活用されています。
こうして何でも繋がっていくので、IoTは企業が得られる情報量を爆発的に増やします。企業にとって情報はビジネスを生み出す宝ですから、企業の成長はIoTが生み出す「ビッグデータ」を活用するかしないかで随分変わってくることになるでしょう。
ただ、IoTを活用するにも、ハードウェアやセンサなどの性能、また機器から集まる膨大なデータの蓄積と分析にかかる時間やコストの面から、一からクラウドを作るのは敷居の高いものです。
そこで「IoTプラットフォーム」というサービスが登場しました。
IoTプラットフォームを提供している企業各社は人工知能も盛り込みつつあり、ビッグデータの活用で様々な業種のビジネスに貢献しています。
今日ご紹介する企業は、日本システムウエア (9739)。
「IoTプラットフォーム」を提供している企業の中にはさくらインターネット(3778)などもありますが、PERは60倍に達しており買いにくいと思います。
そういうわけで、割安で安定成長している同社に注目しました。社開発のIoTクラウドプラットフォームは「Toami」といって
予め用意された50種類以上の機能をマウスのドラッグ&ドロップで組立るだけでIoTサービスを導入できるというモノです。
企業の製造管理や店舗管理、医療機器の保守にも活用されています。
NECを主要顧客としていましたが、NTTどこも向けに開発するなど顧客ウェイトを分散しているようです。
また機械学習(つまり人工知能)によるデータ分析と予測サービスも提供しており、ビッグデータのビジネス活用に貢献する内容です。
2017年第1四半期の業績は、売上高が前値同期比5.0%増の62億9500万円、営業利益が117.3%増の1億8200万円、経常利益が100.9%増の1億8700万円、純利益が183.4%増の1億3100万円。一株当たり利益(EPS)は前年同期の3.1円から8.8円となりました。
通期計画では、売上高が3.5%増の310億円、営業利益が1.0%減の20億円、経常利益が3.1%減の20億円、純利益が6.2%増の13億円の見通しで、配当金は20円とする方針です。
今後3年間の中期計画を見ると、2019年3期まで平均5.5%以上の売上成長と9.0%以上の利益成長を目標としています。
急激な成長を見込んでいるわけではありませんが、緩やかな成長が続く見通しです。
過去の業績推移を見ると、2012年3月期から年平均5.6%の売上成長、営業利益は2倍となっており営業利益率も毎期改善されながら2.6pt改善されています。(16/3期の売上高は299億4300万円、営業利益は20億2000万円、営業利益率6.7%)
財務面では有利子負ゼロ、当座比率2.6倍、売上高、利益ともに着実に成長を遂げていて、財務基盤も安全、株価も割安な企業だと思います。
業績成長に比例するように株価も順調に上げてきていますが、PERは18倍程度で加熱しているわけではありません。
例えば、自動車。自動運転へ向けた開発が急ピッチで進められている自動車ですが、一般道で自動走行するためには車載カメラやセンサだけでは足りず、インターネットを通じてクラウド上にある地図情報や道路インフラ設置された機器と通信して回りの状況を収集し、把握しなければなりません。車との距離を把握するため自動車間で通信をすることも必要です。
IoTはこういうことで、中でもこのような機械と機械の通信「Machine to Machine(M2M)」が典型的でしょう。また、マシン、機械だけではなく、環境ともインターネットは繋がります。温度や湿度、照度なんかをセンサーが察知し、インターネットでクラウドに情報を送ります。そうすると、人工知能が「暑すぎる」と判断し「温度を下げて」と機械側に指令を伝えます。
目に見えないものまでがインターネットで繋がり、クラウドでコントロールされているのです。
こういった管理は、農産物の生産管理や高速道路の路面管理、遠隔地からの健康管理など、本当に様々な分野で活用されています。
こうして何でも繋がっていくので、IoTは企業が得られる情報量を爆発的に増やします。企業にとって情報はビジネスを生み出す宝ですから、企業の成長はIoTが生み出す「ビッグデータ」を活用するかしないかで随分変わってくることになるでしょう。
ただ、IoTを活用するにも、ハードウェアやセンサなどの性能、また機器から集まる膨大なデータの蓄積と分析にかかる時間やコストの面から、一からクラウドを作るのは敷居の高いものです。
そこで「IoTプラットフォーム」というサービスが登場しました。
IoTプラットフォームを提供している企業各社は人工知能も盛り込みつつあり、ビッグデータの活用で様々な業種のビジネスに貢献しています。
今日ご紹介する企業は、日本システムウエア (9739)。
「IoTプラットフォーム」を提供している企業の中にはさくらインターネット(3778)などもありますが、PERは60倍に達しており買いにくいと思います。
そういうわけで、割安で安定成長している同社に注目しました。社開発のIoTクラウドプラットフォームは「Toami」といって
予め用意された50種類以上の機能をマウスのドラッグ&ドロップで組立るだけでIoTサービスを導入できるというモノです。
企業の製造管理や店舗管理、医療機器の保守にも活用されています。
NECを主要顧客としていましたが、NTTどこも向けに開発するなど顧客ウェイトを分散しているようです。
また機械学習(つまり人工知能)によるデータ分析と予測サービスも提供しており、ビッグデータのビジネス活用に貢献する内容です。
2017年第1四半期の業績は、売上高が前値同期比5.0%増の62億9500万円、営業利益が117.3%増の1億8200万円、経常利益が100.9%増の1億8700万円、純利益が183.4%増の1億3100万円。一株当たり利益(EPS)は前年同期の3.1円から8.8円となりました。
通期計画では、売上高が3.5%増の310億円、営業利益が1.0%減の20億円、経常利益が3.1%減の20億円、純利益が6.2%増の13億円の見通しで、配当金は20円とする方針です。
今後3年間の中期計画を見ると、2019年3期まで平均5.5%以上の売上成長と9.0%以上の利益成長を目標としています。
急激な成長を見込んでいるわけではありませんが、緩やかな成長が続く見通しです。
過去の業績推移を見ると、2012年3月期から年平均5.6%の売上成長、営業利益は2倍となっており営業利益率も毎期改善されながら2.6pt改善されています。(16/3期の売上高は299億4300万円、営業利益は20億2000万円、営業利益率6.7%)
財務面では有利子負ゼロ、当座比率2.6倍、売上高、利益ともに着実に成長を遂げていて、財務基盤も安全、株価も割安な企業だと思います。
業績成長に比例するように株価も順調に上げてきていますが、PERは18倍程度で加熱しているわけではありません。